QWERのチョダン、KTウィズパークで水鉄砲パフォーマンス披露
写真: QWER — 티비텐 TV10 / CC BY 4.0ガールズバンド・QWERのチョダンが8月16日、韓国・水原のKTウィズパークで行われたプロ野球公式戦に登場し、スタンドに向けて水鉄砲を放つパフォーマンスを見せた。この日はKBOリーグ「2026 新韓SOL Bank KBOリーグ」のKTウィズ対キウム・ヒーローズ戦が組まれており、チョダンは球場のイベントの一環として姿を見せた。試合の先発投手はKTがローガン、キウムがキム・ユンハで、両チームの投手戦の行方に注目が集まる一戦だった。チョダンが水鉄砲を手にスタンドへ水を放つ場面は、韓国メディアOSENのカメラが捉え、写真とともに16日夜に報じられた。
韓国のプロ野球は、日本の読者にとっては「野球場で音楽やパフォーマンスが同時に楽しめる場所」というイメージで語られることが多いが、今回のチョダンの登場もその文脈に沿ったものだ。夏場の韓国の球場では、暑さ対策と観客参加型の演出を兼ねて水を使ったイベントが行われることがあり、水鉄砲はその代表的な小道具のひとつである。ステージ上ではなく、球場という開かれた空間でアーティストが観客と直接向き合う機会は、ファンにとっても普段のライブとは異なる距離感で接することができる貴重な場面となる。
チョダンが所属するQWERは、女性メンバーで構成されたバンド形態のグループとして知られる。楽器を手にしたパフォーマンスを軸に活動しており、アイドルとバンドの両方の要素を併せ持つ存在として、韓国国内で幅広い層に認知が広がってきた。今回のようにスポーツの現場に呼ばれること自体が、音楽番組やライブ会場の外にまで活動の場が広がっていることを示している。プロ野球の球場は韓国において年間を通じて多くの観客を集める大衆的な場であり、そこでのパフォーマンスは、普段は音楽を熱心に追いかけていない層に対しても名前と姿を届ける機会になる。
今回の舞台となったKTウィズパークは、ソウル近郊の水原市にある球場で、KTウィズの本拠地として使われている。8月16日の対戦相手であるキウム・ヒーローズはソウルを本拠とする球団で、韓国プロ野球の首都圏勢同士の顔合わせだった。この日は先発としてKTがローガン、キウムがキム・ユンハをマウンドに送っており、シーズン終盤に向けて順位争いが本格化する時期に組まれたカードでもあった。KBOリーグでは、こうした夏場の週末の試合に合わせて、アーティストの始球式やイベント出演が組まれることが少なくない。球団にとっては集客と話題づくり、アーティストにとっては新しい層との接点づくりという、双方に利点のある形だ。
報道は写真を中心とした短報の形で伝えられており、チョダンが水鉄砲を構え、水を放っている瞬間が記録された。撮影は水原の現地で行われ、OSENの記者が現場から写真を送っている。試合そのものの経過や結果については、この記事では触れられていない。あくまでチョダンの球場での姿を伝える写真報道としての扱いだった。
日本のファンにとっては、韓国のアーティストが野球場に登場するという形式は、やや馴染みが薄いかもしれない。韓国では球場でのイベントが日常的な文化として根づいており、応援団やチアリーダーによる演出が試合中も途切れることなく続く。観客はスタンドで立ち上がって歌い、踊りながら試合を観る。そうした熱量の高い空間に、音楽シーンで活動するアーティストが加わることで、球場全体が一種のフェスのような雰囲気になる。QWERのようにバンド形態で活動するグループが、こうした空間に呼ばれるのは、その場のエネルギーと相性がよいと判断されたためだろう。
チョダンについては、今回の報道ではKTウィズパークでの水鉄砲パフォーマンスという事実が中心に伝えられている。写真に付されたキャプションも「QWERのチョダンが水鉄砲を撃っている」という簡潔なもので、本人のコメントなどは掲載されていない。それでも、真夏の球場でスタンドに向けて水を放つ姿は、季節感とともにファンの記憶に残る一枚となった。
KBOリーグは日本のプロ野球と同様、春から秋にかけてレギュラーシーズンを戦い、その後ポストシーズンに進む形をとっている。夏場は暑さとの戦いでもあり、球団側は観客が快適に、そして楽しく過ごせるよう、さまざまな趣向を凝らしたイベントを用意する。水を使った演出はその典型で、観客にとっては涼を取る手段であると同時に、球場全体が一体となって盛り上がる仕掛けでもある。チョダンが手にした水鉄砲は、その象徴的な小道具だったといえる。
韓国では、アイドルやアーティストが野球場に登場する機会が今後も継続的に設けられていくとみられる形で、球場イベントは定着している。QWERにとっても、音楽活動の枠を超えて名前が届く場が増えることは、グループの認知拡大につながる。今回のKTウィズパークでの一場面は、その流れのなかで生まれたものだった。日本のファンとしては、こうした韓国の球場文化とアーティストの接点を知ることで、彼女たちの活動の広がりをより立体的に受け取ることができるだろう。
8月16日のKTウィズ対キウム・ヒーローズ戦は、水原の球場に集まった観客の前で行われた。マウンドにはKTのローガンとキウムのキム・ユンハが立ち、スタンドではQWERのチョダンが水鉄砲を構えていた。試合と音楽、二つの熱がひとつの空間で重なった夏の一日だった。










