MEOVV、修能控えた全国の高校へ応援動画 3時間40分の大作
写真: MEOVV — SBS Radio 에라오 / CC BY 3.0THEBLACKLABEL所属のガールグループMEOVV(ミヤオ)が、韓国の大学入試「修能」を控えた高校生に向けて、全国の高校一つひとつに応援メッセージを送る動画を10月19日に公開した。公開先はグループの公式YouTubeチャンネルで、タイトルは「全国〜〜高校!MEOVVがハードに応援します!」。再生時間は3時間40分に達する。韓国の地方紙・錦江日報が10月23日付の記事で、この動画の中身を紹介した。
修能は「大学修学能力試験」の略で、韓国の高校生が大学へ進むために受ける全国共通の試験だ。日本でいえば大学入学共通テストにあたる。今回の動画は、その試験を前にした受験生を励ますために作られた。

動画では、メンバーが地域ごとに区切りながら、全国にある高校の名前を順に挙げて応援の言葉を送っていく。ひとまとめに「受験生のみなさん」と呼びかけるのではなく、学校を一校ずつ名指しして応援する形をとった。再生時間が3時間40分にもなったのはそのためだ。
錦江日報が目を引いたポイントとして挙げたのは、学校名を使った言葉遊びだ。たとえば「モッカム高校(목감고등학교)」には、「モッカム高、モッカムギに気をつけてね」と声をかけた。韓国語で「モッカムギ(목감기)」は喉の風邪のことで、学校名と同じ音を使った語呂合わせになっている。受験シーズンに体調を崩さないようにという気づかいを、学校名に重ねたわけだ。
「キリン高校(기린고등학교)」の番では、メンバーがキリンのポーズをとった。韓国語でもキリンは「キリン(기린)」と呼ぶため、学校名をそのまま動きで表した形だ。巨済(コジェ)地域の高校には、「巨済ヤッホー」を思わせる「ギャルピース」のジェスチャーで応援した。
「公州(コンジュ)高校(공주고등학교)」では、「お姫さまたち、みんなでファイティン」と冗談まじりの応援を送った。韓国語の「コンジュ(공주)」には地名の公州のほかに「お姫さま」という意味もあり、それを踏まえた一言だった。ところが、公州高校は男子校だったことがわかり、笑いを誘ったという。
動画のコメント欄には、自分の学校が出てくる場面にタイムスタンプを付けて共有する書き込みや、自分の学校がどこに出てくるかを探す書き込みが並んだ。3時間40分という長さの動画だけに、視聴者が協力して自分の学校の場面を見つけ合う様子がうかがえる。
動画タイトルにある「ハードに応援します」という言葉は、MEOVVの最新曲のタイトル「GO HARD」と重なる。MEOVVは最近この「GO HARD」でカムバックしたばかりだ。今年6月には2nd EP「BITE NOW」を発表しており、「GO HARD」はそれに続く新シングルにあたる。
カムバックに合わせて、10月中旬からはさまざまな企画が続いている。10月16日には、目覚ましアプリ「Alarmy(アラーミー)」を運営する韓国のディライトルーム(Delightroom)が、MEOVVとコラボした「MEOVV映像アラーム」を公開した。アプリで設定すると、毎朝MEOVVのメンバーが画面に登場し、「GO HARD」の音楽とメンバーの声で起こしてくれる。プロモーションは韓国、アメリカ、日本の3か国で同時に始まり、Alarmyの利用者なら国を問わず無料で使える。日本のファンも、普段使っているスマートフォンで新曲とメンバーの声を毎朝聞けるということだ。
その前日の10月15日には、MEOVVを取り上げた映像「[あなただけが知らなかったサムシング💜] MEOVV編」が、韓国の授賞式「Asia Artist Awards(AAA)」の公式サイトに掲載されたことも報じている。タイトルには「Secret Relationship MOEVV」という英語の副題と「#ACON2026」のハッシュタグが付き、英語字幕付きであることを示す「ENG SUB」の表記もあった。
メンバー個人の発信も話題になっている。10月20日には、メンバーのアンナが自身のSNSに複数枚の写真を投稿して近況を伝えた。白い羽の翼の絵文字を添えた投稿で、写真にはカジュアルな舞台衣装を着たアンナが、腰まで届く長いウェーブヘアを後ろへかき上げる姿が写っていた。この投稿にはメンバーのナリンも反応している。韓国メディアのマイデイリーは21日付の記事でこの写真を取り上げ、「髪をかき上げただけなのに、ここまでくると日常がグラビア」とそのビジュアルを伝えた。
ここまでの動きを日付順に並べると、10月15日にAAA公式サイトへの映像掲載、16日にAlarmyとのコラボアラーム公開、19日に全国の高校への応援動画公開、20日にアンナのSNS投稿と続く。新曲「GO HARD」でのカムバックをきっかけに、ファンが触れられるコンテンツが短い間に次々と出てきたことになる。
その中でも今回の応援動画は、ファンに向けた発信というだけでなく、受験を控えた全国の高校生に直接語りかける内容になっている。学校名を一校ずつ読み上げ、ところどころに語呂合わせやポーズを交えながら3時間40分を走り切った点が、韓国メディアに取り上げられた理由だ。男子校の公州高校に「お姫さまたち」と呼びかけてしまった場面のように、思わぬ笑いが生まれたことも、コメント欄の盛り上がりにつながっている。
動画はMEOVVの公式YouTubeチャンネルで公開されており、日本からも見ることができる。韓国語の語呂合わせが中心なので、言葉の意味を知っておくと、メンバーが学校名ごとにどんな工夫をしたのかがよりわかりやすい。新曲「GO HARD」とあわせて、「ハードに」応援する受験生向けのメッセージも見ておきたい。
原文:미야오, 수능 맞아 전국 고등학교에 응원 보냈다










