ホ・ギョンファン「身長が比べられるから座ってて」チャン・ドヨンと軽妙な応酬
유튜브/(C) ファイナンシャルポストお笑い芸人のホ・ギョンファンが、チャン・ドヨンがMCを務めるトーク番組に出演し、身長をめぐる自虐まじりのやり取りで笑いを誘った。18日、YouTubeチャンネル「TEO テオ」に「背が伸びたことにして完投! EP.153 ホ・ギョンファン」と題した映像が公開され、二人のテンポの良い掛け合いが収められている。
映像の中で目を引くのは、ホ・ギョンファンが登場する前から始まっていたチャン・ドヨンの「仕込み」だ。制作陣がチャン・ドヨンに「目線の高さは大丈夫でしょうか」と尋ねると、彼女は「お兄さんは座高は大丈夫だと思いますよ」と応じた。ゲストの身長を気遣うスタッフの問いかけに対して、座ったときの高さなら問題ないという答えを返したかたちで、この時点ですでにホ・ギョンファンをからかう方向に話が向かっていたことがうかがえる。



さらにチャン・ドヨンは、ホ・ギョンファンをからかうために高い椅子をわざわざ用意した。そのうえで「いい画を作ってくれたらいいな」と話し、ホ・ギョンファンをからかうことを想像して楽しそうな様子を見せていた。ゲストが来る前から収録現場が笑いの準備で温まっていたことになる。
こうした事情を知らないまま現れたのがホ・ギョンファンだった。彼はチャン・ドヨンが立ち上がると、すかさず「身長が比べられるから座ってて」と言い放った。自分の身長がネタにされる展開を先回りして自ら口にする、ホ・ギョンファンらしい切り返しである。
続いてホ・ギョンファンは、用意されていた高い椅子を目にすると「ここは何、バーか」と言いながら、中腰のような格好で落ち着かない様子で腰を下ろした。座面が高い椅子にうまく座れずにいる姿そのものが笑いどころになったかたちだ。これを見たチャン・ドヨンは「座る前から笑いどころをいくつくれるんだ。ありがとう」と返した。ホ・ギョンファンが登場してから席に着くまでのわずかな時間だけで、すでに複数の笑いが生まれていたという意味の言葉であり、彼女が仕掛けた高い椅子が狙いどおりの効果を上げたことを示している。
記事の見出しにもなった「身長が比べられるから座ってて」という一言は、ホ・ギョンファン自身が長年ネタとして扱ってきた身長という要素を、番組の入り口でそのまま笑いに変えた発言だといえる。チャン・ドヨンが立ち上がるという何気ない動作に対して、瞬時に身長差を持ち出して制止する。相手をけなすのではなく、自分の側から先に土俵を用意することで場を和ませる話術であり、二人のテンポの良い掛け合い、いわゆる「ティキタカ」が成立した場面でもあった。
今回の映像が公開された「TEO テオ」は、チャン・ドヨンが進行を担うトークコンテンツを配信しているYouTubeチャンネルで、今回のホ・ギョンファン出演回はエピソード153にあたる。タイトルには「背が伸びたことにして完投!」という文言が掲げられており、身長をめぐるやり取りが回全体を貫くテーマとして最初から前面に打ち出されていたことが分かる。ゲストの特徴をあらかじめ企画の軸に据え、進行役がそれを踏まえた小道具を仕込むという構成は、地上波のトーク番組とは異なる自由度を持つYouTube発のトークコンテンツならではの作り方だ。日本の読者にとっては、韓国の芸能人が地上波以外にYouTubeチャンネルを主戦場のひとつとし、そこで生まれたやり取りがそのままニュースとして報じられる流れを示す一例といえる。
韓国では、こうしたYouTubeのトーク映像が公開されると、その日のうちに芸能メディアが内容を記事化して伝えるのが一般的になっている。今回のケースでも、映像が公開された18日のうちに記事が出稿されており、記事は同日20時45分に入力され、23時44分に修正されている。放送局の番組表に載らないコンテンツであっても、出演者の発言が速報的に取り上げられ、番組そのものへの導線になっているわけだ。日本の視聴者もチャンネルにアクセスすれば同じ映像を視聴できるため、記事で紹介された場面を実際の映像で確認しやすい環境にある。
今回のエピソードで描かれたのは、進行役が事前に用意した仕掛けと、それを知らずに現れたゲストの反射的な一言が噛み合って笑いが生まれるという、トーク番組の基本に忠実な展開だった。チャン・ドヨンは「いい画を作ってくれたらいいな」とあらかじめ期待を口にしていたが、ホ・ギョンファンは登場直後の「身長が比べられるから座ってて」、続く「ここは何、バーか」という二つの発言と、高い椅子に中腰で座る所作で、その期待に応えてみせた。「座る前から笑いどころをいくつくれるんだ。ありがとう」というチャン・ドヨンの言葉は、ゲストへの賛辞であると同時に、収録の滑り出しが上々だったことを端的に表す一言でもある。
身長という、本人にとっては触れられ方によっては繊細にもなり得る話題を、当人が自ら先に持ち出して笑いに変える。そしてMCはその流れを受けて、感謝の言葉で返す。ホ・ギョンファンとチャン・ドヨンのやり取りは、互いの呼吸を分かったうえで成立する軽妙な応酬であり、映像が公開されるとすぐに記事として取り上げられた理由もそこにある。今回の回がどのように締めくくられるのかは、公開された映像で確かめることができる。






