幻惑の恋
| 原題 | 현혹 |
|---|---|
| 放送局 | Disney+ |
| 放送期間 | 2026-01-01 |
| 話数 | 全12話 |
この作品について
魅惑的な女性の肖像画を依頼された一人の画家。筆を進めるうちに、その女性の正体をめぐる謎と不可解な出来事が次々と浮かび上がり、画家自身もいつしか彼女に惹きつけられていきます。原作は2019年に連載されたホン作家のウェブトゥーンで、1935年の京城と1800年代の上海を舞台にした吸血鬼の物語です。
主演はスジとキム・ソンホ。ドラマ『スタートアップ』以来の共演となります。映画『観相』『ザ・キング』などのハン・ジェリム監督が脚本と演出を兼任し、制作はショーボックスとマグナムナインが担当。全12話のスリラー・ファンタジーとして、Disney+で配信されます。
1935年の京城を舞台に、一枚の肖像画をめぐって物語が動き出します。主人公は生活に困窮する画家ユン・イホ。人前に姿を見せない老婦人ソン・ジョンファから肖像画の依頼を受け、彼女の屋敷に足を踏み入れます。ようやく対面が許された時、そこにいたのは老女ではなく若い女性でした。それでも彼女は「老いた自分の姿を描いてほしい」と注文します。やがてイホは、前任の画家が残した絵の具の中に不穏な手紙が紛れているのを見つけます。調べていくうちに、この屋敷を訪れた画家は誰一人として、生きて、あるいは正気のまま出ていった者がいないという事実に行き当たります。彼女は何を隠しているのか、そして肖像画を完成させた先に何が待っているのか。イホの疑念とともに、物語の謎は深まっていきます。
ソン・ジョンファを演じるのはペ・スジ。設定上、彼女はヴァンパイアです。画家ユン・イホ役はキム・ソンホが務め、2020年の『スタートアップ』以来の共演となります。ハン・ジェリム監督は、ジョンファという人物を、その美しさが物語を動かす力であると同時に本人にとっての重荷でもある存在として捉え、一方のイホについては、穏やかな外見の下に深い葛藤と過去の傷を抱えた人物だと語っています。監督は、この二人の外見と内面のわずかなずれを演じ分けられる俳優を求めたといいます。共演にはバヤルマ役のホ・ジュンホ、チェ・ヒョヌク。助演としてイ・ハクジュ、ウンチェ役のシン・スヒョンが名を連ね、Kという役でキム・ヨングァンが特別出演します。なお主演二人が決まるまでには経緯があり、当初はユン・イホ役にリュ・ジュンヨル、ソン・ジョンファ役にハン・ソヒが検討されていましたが、2024年3月に二人の交際終了が伝えられた後、企画から離れました。ペ・スジには元々ハン・ソヒより先に出演の打診があったものの、スケジュールの都合で一度は辞退していたと報じられています。
原作はホンジャクガによる同名のグラフィックノベルで、2019年に連載されたウェブトゥーンです。監督は映画『観相』『ザ・キング』のハン・ジェリムで、本作では脚本と演出を兼ねます。制作はショーボックスとマグナムナインの共同で、制作費はおよそ450億ウォンと見られています。ショーボックスが複数のウェブトゥーンのドラマ化構想を発表したのが2021年6月、ハン・ジェリム監督が本作の開発に着手したと報じられたのが同年9月2日のことでした。映像化にあたって制作陣は、原作の上海という舞台設定を離れ、「Kの都市」と呼ばれる架空の場所を用意しています。この街はKという人物の世界観と欲望を、その質感や空気で映し出す空間として設計されました。ヴァンパイアものとしての手触りを出すため、プロダクションデザインでは中世ヨーロッパの冷たい建築的質感と、湿り気を帯びた不可思議な雰囲気が組み合わされています。過去のパートは単純な回想の形を取らず、ジョンファがどのように変わっていったのか、その感情の推移を観客が追えるよう構成されました。原作者のホンジャクガは、監督が物語の最終場面を的確に理解していると述べて映像化を支持し、作品の核が保たれる限り脚色による広がりは歓迎するという姿勢を示しています。撮影については、2025年10月に予定されていた中国・上海でのロケが現地の事情により中止となり、韓国の地方各地での撮影に切り替えられました。2025年12月には、ペ・スジとキム・ソンホがハノイの西湖付近で目撃され、ベトナムでの撮影が取り沙汰されました。
配信はDisney+のオリジナルシリーズとして、全12話。Disney+が2026年の配信を正式に発表したのは2025年5月23日で、この日にはあわせて台本読み合わせの写真が公開され、ペ・スジとキム・ソンホの出演も確定しました。英題は、2025年11月13日に香港ディズニーランド・ホテルの会議センターで開かれた「Disney+ Originals Preview 2025」で『Portraits of Delusion』と発表されています。配信時期は2026年後半が予定されています。
日本の読者にとっては、地上波の連続ドラマとは異なる、配信プラットフォーム主導の作品という位置づけを押さえておくとよいかもしれません。全12話という尺は配信オリジナルの韓国ドラマでは扱いやすい構成で、日本でもDisney+を通して視聴できます。映画畑のハン・ジェリム監督がドラマの脚本と演出を一手に担う点、そして映画会社ショーボックスが制作に加わっている点は、映画的な作りを期待させる要素と言えます。








