リュ・スンス、ペ・ヨンジュンとの25年来の友情語る
写真: ペ・ヨンジュン — skinnylawyer / CC BY-SA 2.0俳優のリュ・スンスが、9月2日に放送されたMBCのトークバラエティ「ラジオスター」に出演し、俳優ペ・ヨンジュンとの長年にわたる友情について具体的なエピソードを明かした。この日の放送は「K-芸能オデッセイ」特集として組まれ、リュ・スンスのほかにチョ・ヘリョン、日本の俳優カサマツ・ショウ、OH MY GIRLのミミがゲストとして顔をそろえた。番組内でリュ・スンスは、ペ・ヨンジュンの「非公式マネージャー」を買って出ていた過去や、高級ジュエリーを贈られたエピソード、そして二人が生涯の友になったきっかけを語り、スタジオを笑いと温かい空気で包んだ。
話の入り口をつくったのはMCのキム・グラだった。キム・グラは、現在ハワイに暮らしているペ・ヨンジュンがソウルに来たとき唯一連絡を取る相手がリュ・スンスだと説明し、二人の関係の近さを紹介した。リュ・スンス自身は「メスを持つハンター」でカンヌ国際シリーズ・フェスティバルに行ってきたと近況を報告しており、キム・グラはそこに「ペ・ヨンジュンと一緒に行ったのか」と切り込んでいる。また、ドラマ「冬のソナタ」で共演したリュ・スンスに対し、人気の面でペ・ヨンジュンと肩を並べるほどだったのかと尋ねると、リュ・スンスは「肩を並べるほどではない。それだと申し訳ない。ナンバーファイブくらい」と正直に答えた。

リュ・スンスは、自分の意図とは関係なく話題がペ・ヨンジュンに集中していくことに「ヨンジュンがこれを見たらどんな気持ちになるか分からない」と気づかう反応を見せつつ、「仕方がない。わざと話しているわけでもないし」と語り、さらに「韓国に来たら電話をくれ。この前電話したのに出なかっただろ」と、番組を通じて友人へメッセージを送るような一言も残した。
二人の縁は「冬のソナタ」の時期から続いている。リュ・スンスは「朝になると、いつもヨンジュンから電話がかかってきた」と当時を振り返り、「僕はいつも遅く起きるけれど、ヨンジュンは早起きなんです。それで僕に電話をしてきて『運動に行くから出てこい』と言われれば出ていく」と説明した。「もっと早く起きろ」と小言を言われることもあったという。
ペ・ヨンジュンと外出した際に、思いがけずマネージャー役を務めることになったこともある。リュ・スンスは「ヨンジュンが経営していたレストランに行ってご飯を食べて出てくると、日本のファンが50人ほど待っていた」と語った。突然集まったファンに二人とも慌てたが、リュ・スンスは本能的に友人を守り始めたという。「いつの間にか僕がヨンジュンを片腕でつかんで守っていた。気がついたら僕がヨンジュンの車を運転していた」という回想に、スタジオは笑いに包まれた。キム・グラは「それがヨンジュンさんが君を好きな理由だ」とからかった。
さらに驚かされるのは、ペ・ヨンジュンのマネージャーから直接呼び出しを受けることもあったという話だ。リュ・スンスは「たまにヨンジュンのマネージャーから撮影現場に来てほしいという電話が来る。行ってみるとヨンジュンがちょっと怒っている」と明かした。CM撮影の現場で気分が沈んでいるときに呼ばれることもあったという。「そうしたら僕が行って『どうして怒ってるんだ?』と聞いて、機嫌を直してあげる。するとヨンジュンが僕を見て微笑む」と説明すると、キム・グラは「ヨン様の愛着人形だ」と表現し、現場は笑いの渦となった。
リュ・スンスは、ペ・ヨンジュンに感謝している思い出も口にした。自身の子どもの一歳の誕生日祝い(トルジャンチ)の際、ペ・ヨンジュンが有名高級ブランドのブレスレット、ネックレス、指輪などをフルセットで贈ってくれたという。「トルジャンチのとき、有名な高級ブランドのT社のジュエリーを、箱でブレスレット、ネックレス、指輪と一式送ってきた」と語り、周囲を驚かせた。また「冬のソナタ」の撮影当時には、寒さを気づかってペ・ヨンジュンが全スタッフにブランドの防寒肌着を配ったというエピソードも披露している。
何よりも、リュ・スンスがペ・ヨンジュンと生涯の友になった背景には特別なきっかけがあった。彼は「『冬のソナタ』を撮影していたとき、監督にものすごく怒られていた」と振り返る。「冬のソナタ」はリュ・スンスにとって初めてのドラマだった。「そのときヨンジュンだけが唯一僕を慰めてくれて、監督の前で僕の味方をしてくれた」と語り、ペ・ヨンジュンが「どうして若い子たちに怒るんですか、そんなふうにしたら誰が演技をするんですか」とかばってくれたことを明かした。そして「涙が出そうだった。あのとき感動して、生涯の友になった」と、ペ・ヨンジュンへの特別な思いをのぞかせた。番組で「お互いに助け合ったんだね」と言葉をかけられると、リュ・スンスはうなずき、「僕は今でもヨンジュンがうまくいってほしいし、もっと健康になってほしいと願っている」と付け加えて、温かい空気をつくった。
この日リュ・スンスは、「冬のソナタ」を通じて得た日本での人気についても語っている。昨年、京都の抹茶の茶屋を訪れたところ、現地の人々が自分に気づいたというのだ。彼は「突然向こうから『ヨングクさん』と呼ばれて大騒ぎになった」と語り、「『冬のソナタ』は25年前のドラマなのに、僕のことが分かるんですね」と驚きを口にした。続けて「この方々が今でも僕を覚えていて、『冬のソナタ』を好きでいてくださるんだと思った」と述べると、日本の俳優カサマツ・ショウは「これはおそらく、先輩がとても素晴らしい俳優だからです」と応じ、和やかな雰囲気となった。
しかし、「冬のソナタ」の日本での人気が絶頂だった当時、リュ・スンスはパニック障害のために現地を訪れることができなかった。すると、日本のNHKが彼に会うために直接韓国を訪れたという。リュ・スンスは「僕だけが日本に行かないので、NHKから電話が来た」と振り返り、「韓国に行くから会おうと言われて、江南にあるホテルへ行ってインタビューをした」と当時の状況を説明した。その後、飛行機に乗れるようになったリュ・スンスは、自ら日本のファンに会いに行くようになる。単独ファンミーティングを開いて歌を歌い、ファンと写真を撮影したほか、「冬のソナタ」10周年の際にも現地のファンと交流し、縁をつないできたと語った。
リュ・スンスとペ・ヨンジュンの関係は、番組で語られたエピソードにとどまらない。リュ・スンスは2015年、ペ・ヨンジュンがガールズグループShu出身の俳優パク・スジンと結婚式を挙げた際に司会を務めている。1男1女をもうけたペ・ヨンジュンとパク・スジン夫妻は、2022年からハワイに暮らしている。ペ・ヨンジュンは2011年のKBS 2TVドラマ「ドリームハイ」以降、演技活動を休んでおり、パク・スジンは2016年のバラエティ「玉水洞の弟子」が最後の出演番組となっている。2018年にペ・ヨンジュンが代表を務めていたキーイーストの持ち分をSMエンターテインメントに売却し、さらに2022年にはペ・ヨンジュンの公式ホームページが消えた事実が伝えられたことで引退説が浮上した。その後、キーイーストに所属していたパク・スジンも、かなり以前に契約が解除された状態であることが知られ、夫妻はそろって引退説で注目を集めることになった。
今回の放送は、そうした表舞台から距離を置いた人物の近況や人柄を、長年の友人の口を通して伝えるものとなった。リュ・スンスが語ったのは、朝の電話、レストラン前で待つ50人のファン、撮影現場での呼び出し、そして新人時代に唯一かばってくれた先輩俳優の姿である。日本の視聴者にとって「冬のソナタ」は韓流ブームの出発点となった作品であり、放送から25年が経った今も現地で顔を覚えられているという逸話は、その影響の長さを物語る。「ラジオスター」はMBCが放送するトークバラエティで、この日の放送は979回にあたる。ゲスト同士が互いの経歴を掘り下げ、笑いを交えながら本音を引き出す構成が特徴で、今回は「K-芸能オデッセイ」というテーマのもと、韓国と日本をまたぐ活動の記憶が話題の中心となった。






