キム・ジェジュン、原宿で自分自身と「人生4カット」撮影
写真: ジェジュン — Kim Jae-joong / Public domain歌手のキム・ジェジュンが、東京・原宿にある自身がモデルを務める4コマ写真ブースを訪れ、自分の姿と並んで撮影する体験をした。9月3日に放送された韓国KBS 2TVのバラエティー番組「新商品発売 便ストラン」(原題「신상출시 편스토랑」)で伝えられたもので、写真ブースだけでなく、自身の顔が使われた飲料自動販売機を見つける場面も放送された。KBS芸能が同日、放送内容を報じている。
この日の放送でキム・ジェジュンが足を運んだのは、若者の街として知られる原宿だった。彼はそこで、自身がモデルとして起用されている4コマ写真ブース、いわゆる「人生4カット」の店舗を訪ねる。ブースには彼自身の姿が使われており、そこで撮影すれば、写っているキム・ジェジュンと、実物のキム・ジェジュンが同じ1枚に収まることになる。番組では、彼が「自分と一緒に写真を撮る」という独特な体験を楽しむ様子が映し出された。韓国の芸能人が日本で広告モデルを務める例は珍しくないが、その本人が現地で自分の広告に出会い、しかもそれを利用してみせるという構図は、番組の中でも印象的な場面となった。

続いてキム・ジェジュンが見つけたのは、自身の姿が入った飲料自動販売機だった。この自動販売機は単に飲み物を売るだけのものではなく、飲料と一緒にキム・ジェジュンのキーリンググッズまで引き当てられるという特別な仕様になっていた。自分の顔が並ぶ販売機を前にしたキム・ジェジュンは、「僕を引いて飲むことができる」と説明し、笑いを誘った。自分自身が商品として並んでいる状況を、本人が淡々と解説してみせるという場面である。
キム・ジェジュン本人も、この自動販売機を実際に目にするのは初めてだったという。彼は「僕も初めて見る」と口にし、物珍しそうな様子を見せた。スタジオで放送を見ていたMCのイ・ヨンボクが「何個か買ってくればよかったのに」と残念がると、キム・ジェジュンは自動販売機に貼られていた完売表示を示しながら、「売り切れだった」と答えた。人気が高いために、当のキム・ジェジュン自身がまだその飲料を口にできていないというのだ。彼は飲料を買えなかった代わりに、自動販売機の前で記念写真を撮ることで、その心残りを埋めた。自分がモデルを務めた商品が、自分の手にも入らないほど売れているという状況は、日本での人気の高さを示す一場面でもある。
さらに笑いを呼んだのが、その直後の行動だった。自動販売機の前を離れようとしたキム・ジェジュンは、おもむろに返却レバーを回し始める。そして硬貨の返却口に手を入れ、残っている小銭がないかを確かめた。彼は「昔を思い出す」と語り、いわゆる「けちんぼモード」を発動させる。さらに「公衆電話もこっそり確認してみると、10ウォン玉が残っていることがある」と、過去の経験まで持ち出した。MC陣は爆笑したが、キム・ジェジュン本人は「ああいうのは気にしないといけない」と真剣な態度を崩さず、それがかえって笑いを大きくした。グローバルスターとしての本業モードと、生活感のある素の姿が同じ場面に同居した格好である。
「便ストラン」でのキム・ジェジュンの日本ロケは、この日だけの企画ではない。9月3日の放送では、原宿の街を歩く彼が練習生時代の思い出や現地での自身の人気ぶりを紹介する内容も伝えられている。街を歩く彼を見つけたファンからは驚きの声が上がり、思わぬ遭遇に反応する様子が映し出された。原宿は彼にとって単なる繁華街ではなく、自身のキャリアの出発点に近い場所だという。同じ日の放送では、彼が関わるエンターテインメント会社の日本支社も公開された。舞台となったのは東京都心のビジネス街の一角にあるオフィスで、番組では日本での日常を追う形で、日本人スタッフに自ら漬けたキムチを配る様子までが映し出された。キム・ジェジュンはこれまでも「便ストラン」の中で、自身がこのエンターテインメント会社の最高戦略責任者、いわゆる「CSO」であると明かし、社屋を公開してきた経緯がある。
日本での暮らしぶりを追う一連の企画は、8月27日放送分から本格的に始まっていた。この日の放送でキム・ジェジュンは、東京にある自宅をテレビ番組で初めて公開している。制作陣を招き入れるにあたって本人は「まだ家族も誰も来たことがない」と語っており、身内にも見せていない空間をカメラの前で開くという構図だった。実際に登場したのは3階建ての大きな邸宅で、番組内では「大邸宅」と紹介された。室内に設置されたエレベーター、天井高4メートルのリビング、5口のコンロを備えたキッチンなどが次々に映し出され、出演者からは驚きの声が相次いだ。この回は「便ストラン」の第335回にあたる。放送内容は韓国メディアのマネートゥデイ、スターニュース、エクスポーツニュースなどがそれぞれ伝えていた。
日本での活動と並行して、韓国での音楽活動も続いている。8月30日には、ソウル・江西区のKBSアリーナで単独コンサート「2026 KIM JAE JOONG CONCERT [THE WAVE]」を開催し、その現場写真を同日に自身のインスタグラムで公開した。公開された写真では、公演会場の中央に設けられたステージの端にキム・ジェジュンが座っており、床には色とりどりの紙片のようなものが散らばっている。満席の客席に囲まれた中央ステージに腰かけ、両手を頭の横に添えてポーズを取る姿とともに、「明日もぶち壊してみよう」という趣旨のメッセージを添え、次の公演に向けた意欲をのぞかせていた。韓国メディアのトップスターニュースが同日、投稿の内容を伝えている。
今回の放送の舞台となったKBS 2TV「新商品発売 便ストラン」は、口コミで知られる芸能界の料理上手なスターたちが「便シェフ」に挑戦しながら、自身の食と暮らしの日常を公開し、特別な秘伝レシピを紹介する観察型料理バラエティー番組である。放送は毎週木曜日の午後8時30分から。料理そのものを競うだけでなく、出演者の生活空間や日常を映し出す構成になっているため、キム・ジェジュンの日本の自宅や日本支社、原宿での様子といった内容が、番組の枠組みの中で自然に紹介される形になっている。今回の写真ブースや自動販売機の場面も、日本で活動する彼の生活圏を追う流れの一部として放送された。
一連の放送を通して浮かび上がるのは、キム・ジェジュンにとっての日本が、単なる海外活動先ではなく生活と仕事の基盤になっているという点である。東京の自宅、日本支社、そして原宿での広告モデルとしての存在感。それらが同じ番組の中で順に紹介されてきた。一方で、自動販売機の返却口を確認し、公衆電話に残る10ウォン玉の話を持ち出す姿は、そうした華やかさとは別の一面を見せるものだった。日本の視聴者にとっては、自分がモデルを務めた商品の前で「売り切れだった」と笑う姿を含め、原宿という馴染みのある場所を舞台にした内容だけに、番組を通じて彼の日常を身近に感じられる回となったといえる。









