少女時代とApinkで対照的、メンバー結婚を知ったタイミング
写真: Apink — Unmilited / CC BY 4.0少女時代のヒョヨンとApinkのチョン・ウンジが9月5日に放送されたMBC「全知的おせっかい視点」に出そろい、それぞれのグループでメンバーの結婚をどう受け止めたかを語った。同じ「初の既婚メンバー誕生」という出来事でありながら、二つのグループの反応は正反対だった。ヒョヨンはティファニーの交際も結婚も番組を見て初めて知ったと明かし、チョン・ウンジは「私たちは全員知っていた」と答えている。
きっかけを作ったのはMCのチョン・ヒョンムだった。チョン・ヒョンムは「ティファニーが出演して、交際の事実をヒョヨンに一番最後に知らせたと話していた」と切り出した。名指しされたヒョヨンの答えは、その場の空気を一気に和ませるものだった。「放送を見て知った。少し寂しかった。どうして私が最後だったのだろう」。そう言いながらも、ヒョヨンは自分にも理由があると認めている。「私はそういうことにちょっと鈍い。ティファニーが恋愛していることもよく分からなかった」。長く同じグループで活動してきた間柄でありながら、恋愛の気配にはまるで気づいていなかったというわけだ。
さらにヒョヨンは「夫の存在を聞いてとても驚いた。ビジュアル的にはとてもよく似合っていた」と続け、そのうえで「恋愛のストーリーはいまだに聞けていない」と話して笑いを誘った。驚きも、寂しさも、相手を認める気持ちも一度に口にしながら、肝心の馴れ初めだけは今も知らないままだという落ちがついた形になる。ヒョヨンの飾らない語り口は、この日の番組を通じて一貫していた。
この話を聞いていたソン・ウニが、今度はチョン・ウンジに水を向けた。「ラドとボミが結婚したのではないか。あのときApinkの雰囲気はどうだったのか」。同じ「メンバーの結婚」という出来事について、別のグループではどうだったのかを問う流れである。チョン・ウンジの答えは、ヒョヨンの証言とは対照的だった。「私たちはみんな知っていた。二人とはビデオ通話をよくしていた」。結婚に至るまでの過程を、メンバー全員がリアルタイムで共有していたということになる。
チョン・ウンジは結婚後の関係についても「あまりにも慣れている。結婚したという気もしないし、同じだ」と語った。交際期間から二人の関係を身近に見てきたからこそ、結婚という節目を経ても日常の距離感が変わらない。ヒョヨンが「放送を見て知った」と語った少女時代の状況とは、まったく異なる温度感が伝わる発言だった。どちらが良い悪いという話ではなく、グループごとの距離の取り方の違いが、そのまま二人の言葉に表れた場面だといえる。
話題の背景を整理しておきたい。少女時代のティファニーは今年2月、俳優のピョン・ヨハンと婚姻届を提出して夫婦となった。Apinkのユン・ボミもまた、長く交際してきた恋人でプロデューサーのラドと、5月に結婚式を挙げている。二人はそれぞれのグループで初めての既婚メンバーとなり、多くの人から祝福を受けた。つまり、少女時代とApinkは今年、数か月の間隔をおいて同じ節目を迎えたグループ同士ということになる。この日の番組は、その二人を送り出した側のメンバーが顔をそろえ、当時の内情を語る構図になっていた。
ヒョヨンにとって、この「全知的おせっかい視点」への出演は、ここ数日で大きく取り上げられている話題の一つでもある。放送は9月5日(土)夜11時10分、番組の第414回として届けられた。ヒョヨンはこの回で、デビュー当時から19年にわたって続けてきた宿舎での日常を初めて公開している。ステージ上のカリスマ性をいったん脇に置いた、飾らない素顔が映し出される内容だ。番組では、ヒョヨンがベッドを使わずリビングの床で眠っている一方、飼い犬のベイリーには最高級のベッドを用意しているという生活ぶりが紹介され、飼い主とペットの序列が逆転したかのような光景に出演者たちが爆笑する場面もあった。
ヒョヨンは同じ放送で、50坪ある少女時代の宿舎に現在は一人で住んでいることも明かしている。そのうえで「出て行けと言われそうで、SMの言うことをよく聞いている」と語った。この発言は複数の韓国メディアで取り上げられた。19年間、メンバーとともに過ごしてきた空間に一人残るという状況は、ティファニーの結婚を「放送を見て知った」という今回のエピソードとも、どこか地続きに感じられる。グループとしての活動が続く一方で、メンバーそれぞれの生活の場が少しずつ変わっていく——その現在地が、一つの番組の中で重なって描かれた回だったといえる。
ヒョヨンは音楽活動でも新しい動きを見せたばかりだ。8月31日午後6時(韓国時間)、ヒョヨンは新ユニット「ヒョリス(Girls' Generation-HRS)」として初のデジタルシングル『Skibidi』をリリースし、正式にデビューした。ユニット名の「ヒョリス」は、ヒョヨン、ユリ、スヨンの3人によるもので、ヒョヨンは発売に先立つ8月29日、自身のインスタグラムを更新してユニットのメンバーと撮影したグラビア写真を公開。あわせて「Girls' Generation-HRS 소녀시대-효리수 〖Skibidi〗 ➫ 2026.08.31 6PM (KST)」と記し、新曲の公開日程を予告していた。公開された写真では、白いノースリーブのトップスとワイドなデニムパンツで衣装をそろえた3人が、白い背景の中に立つ姿が収められていた。ヒョヨン(キム・ヒョヨン)は36歳。
発売前日の8月30日には、スヨンが自身のSNSにヒョヨン、ユリと撮影した写真を複数枚公開している。スヨンは投稿にメンバーをタグ付けし、新曲の発売日程をあらためて告知するなど、自ら宣伝役を買って出た形だった。写真に添えられていたのは「フェイク・イット・ティル・ユー・メイク・イット」という言葉。日本語では「できるふりをして、できるようになるまで続けろ」といった意味合いを持つ英語の言い回しで、新しいユニットとして走り出す3人の姿勢がにじむ一言だった。この投稿は日刊スポーツの李秀珍記者が同日午後9時6分に配信した記事で伝えられている。
MBC「全知的おせっかい視点」は、出演者の日常をマネージャーの視点から追い、スタジオの出演者たちがそれを見ながら語り合う形式のバラエティ番組だ。ステージやドラマでは見えにくい素の姿が引き出されやすく、今回のようにグループ内の関係性や本人の生活習慣が話題になることも多い。ヒョヨンとチョン・ウンジという、デビュー年も所属グループも異なる二人が同じ回に出演したことで、メンバーの結婚という共通の話題について、思いがけず比較の効いた証言が並ぶ結果になった。ヒョヨンの「なぜ私が最後だったのか」という一言と、チョン・ウンジの「みんな知っていた」という一言。同じ年に初の既婚メンバーを送り出した二つのグループの、それぞれの距離感が凝縮された放送だった。













