BTS・RM、ティッシュ1枚で挑む「凧揚げ」を一発クリア
写真: BTS — LG전자 This file comes from LG Electronics's official Flickr. / CC BY 2.0BTS(防弾少年団)のリーダー・RMが、公式YouTubeチャンネル「BANGTAN TV」で公開されたコンテンツ「Run BTS! 2015 EP.5 - 秋夕(ハンガウィ)を迎えて:100秒運動会」で、ティッシュ1枚を宙に放って一回転する高難度ミッションを一発で成功させた。韓国のトップスターニュースが9月7日午後11時52分、チョ・ヤンギョン記者の署名で報じた。RMの素早い身のこなしが時間の大幅な短縮につながり、メンバー全員のミッション成功を後押しした。
舞台となったのは、青々とした芝生が敷かれたサッカー場だ。韓国の民族的な大型連休である秋夕(チュソク)を迎え、メンバーたちがこのグラウンドに集合した。撮影が始まった時点では、メンバーたちはこの日どんな企画が行われるのかを知らされておらず、映像の冒頭では内容への好奇心をあらわにする様子が映し出されている。

制作陣は集まったメンバーに向けて「秋夕を迎え、わが国の伝統的な民俗文化を使ったバラエティを準備した」と説明し、制限時間100秒以内にメンバー全員がリレー形式でコースを走り切らなければならない「100秒運動会」を電撃的に宣言した。成功のチャンスは5回のみという条件が課された。
この発表を受けたメンバーたちの反応は、単なる意気込みにとどまらなかった。これまでの「Run BTS!(走れバンタン)」の撮影で味わってきた過酷な経験の悔しさを思い起こし、ついに復讐の機会が巡ってきたと拳を握りしめたという。リーダーであるRMもまた並々ならぬ覚悟を見せ、チーム全体の勝負欲を引き出す役割を担った。
この日RMが受け持った区間は「凧揚げ」と名付けられていたが、実際の内容は名前とはかけ離れたものだった。軽いティッシュ1枚を上に向けて飛ばし、自分の体を一回転させたうえで、ティッシュが床に落ちる前につかみ取るという、見た目以上に厄介なミッションだ。伝統遊びの名を借りながら、実際にはバランス感覚と瞬発力が試される構成になっていた。
薄いティッシュはわずかな風でもどこへ流れるか分からず、失敗すればそのまま時間を浪費しかねない。それでもRMはためらうことなく、ティッシュ1枚を宙へとさっと投げ上げた。そして刹那の間に素早く一回転して元の位置に着地すると、空中に浮いていたティッシュを正確なタイミングでつかみ取り、きれいに成功の判定を得た。無駄のない身のこなしで時間を大きく節約したRMの活躍に、メンバーたちからは歓声が上がったという。
RMのこの働きもあって、メンバー全員がミッションを成功させた。映像は、成功したメンバーたちが制作陣に罰ゲーム用のドリンクを調合してプレゼントするという「復讐戦」で締めくくられている。過去の撮影で受けてきた仕打ちに対する意趣返しが、ミッション成功によってようやく実現した形だ。
同じ「100秒運動会」の回では、RM以外のメンバーの挑戦も伝えられている。トップスターニュースの同じ記者は、ジンが想像を超える足指の握力を披露し、お菓子の袋を一気に開いてみせたことや、Vが牛乳パックのミッションに失敗した直後にすぐ作戦を変更し、「象の鼻」でチームの主導権を握ったことを、それぞれ別の記事として報じている。伝統遊びを下敷きにしながら、メンバーそれぞれの意外な身体能力や機転が見どころになる構成だったことがうかがえる。
「Run BTS!(走れバンタン)」は、BTSが長年続けてきた自主制作のバラエティコンテンツで、公式YouTubeチャンネル「BANGTAN TV」を通じて公開されている。テレビ局の番組ではなく、グループ自身のチャンネルで配信される形式であるため、日本の視聴者もYouTube上で同じ映像に触れることができる。今回のように韓国の年中行事に合わせた企画が組まれるのも、このシリーズの特徴のひとつだ。秋夕は韓国で「民族最大の名節」と呼ばれる大型連休で、この時期には伝統遊びを題材にした特別企画が組まれることが多く、今回の民俗遊びリレーもその流れに沿ったものといえる。
BTSをめぐっては現在、ワールドツアー「ARIRANG(アリラン)」が進行中で、関連するニュースが相次いでいる。米音楽専門メディアのビルボードが現地時間8月27日に伝えた集計によると、今年4月から続く同ツアーの累計売上高は8月11日時点で4億3320万ドル(約5980億ウォン)に達し、グループ自身の最高記録を塗り替えた。この期間の公演回数は38回、チケット販売枚数は230万枚に上る。従来の最高記録は「LOVE YOURSELF(ラブ・ユアセルフ)」ツアーの2億1390万ドル(約2953億ウォン)だった。7月単月では1億250万ドルの収益を記録している。
海外公演の現場も注目を集めた。米ロサンゼルス市は、ツアー公演が行われた週を「BTSウィーク」として宣言し、市庁舎の外壁を新アルバム「ARIRANG」を象徴する赤い光で染めた。韓国MBCが9月3日午後8時46分に配信したニュースデスクのリポートで伝えたもので、BTSがLAで公演を行うのは4年9カ月ぶり。会場は7万席規模のスタジアムで、メンバーがステージに姿を見せると場内に歓声が響き渡り、「LAの皆さん、お元気ですか。こんにちは、私たちはBTSです」とあいさつした。北米ツアーの公演では、サッカー選手のソン・フンミンさんが客席で観覧し、ステージに向かって自らカメラを構える姿も話題となった。
楽曲面でも動きが続いている。「ARIRANG」は英国のオフィシャル・チャート・トップ100で24週連続のチャートインを記録し、順位を9段階戻す形で反発した。8月27日午後に京畿道高陽市のKINTEXで開かれた「2026 K WORLD DREAM AWARDS」では、BTSがベストアルバム賞とアーティスト賞に加え、この日の最高賞にあたるアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞している。一方で、ジンのステージが毀損される被害やVへの脅迫といった事案も報じられ、ファンからは強力な法的対応を求める声が上がっている。
メンバー個々の活動も伝えられている。ジンは8月31日、自身のソーシャルメディアにワールドツアーのシカゴ公演のスケッチ写真を複数枚投稿し、その中には皿いっぱいに料理を盛って食べる姿も収められていた。「イッジン(Eat+JIN)」というあだ名を持つジンらしい一枚として受け止められている。j-hopeは「j-hope is back」というメッセージとともに光化門のランドマーク電光掲示板を飾り、ジョングクは「Seven」「GOLDEN」でスポティファイのチャートを133週にわたって走り続けている。
こうしたツアーやチャートの数字が並ぶ中で、今回のバラエティコンテンツは、メンバーの素の姿を伝える役割を担っている。世界規模のスタジアム公演でステージに立つリーダーが、サッカー場でティッシュ1枚を追いかけて一回転する。その落差こそが「Run BTS!」というシリーズが長く支持されてきた理由でもあり、今回のRMの一発成功もまた、その延長線上にある一場面だといえる。










