ナム・ジュヒョクとキム・ジェウォン、ソウル・蚕室のディオール ビューティー イベントに登場
写真: ナム・ジュヒョク — Original author is Nam Joo-hyuk / Public domain俳優のナム・ジュヒョクとキム・ジェウォンが、9月7日にソウル・松坡区のロッテ百貨店で開かれた「ディオール ビューティー」のフォトコール行事に姿を見せた。二人はイベント会場でフォトタイムに応じ、集まったカメラの前でそれぞれポーズを取った。ビハインドの金泰錫(キム・テソク)記者が伝えた。
今回の行事が行われたのは、ソウル市松坡区にあるロッテ百貨店。日本の読者には「蚕室(チャムシル)」という地名の方が通りがよいかもしれない。ソウル南東部に位置し、大型商業施設やスポーツ施設が集まる一帯で、韓国では新作の発表会やブランドのポップアップ、フォトコール行事が頻繁に開かれるエリアとして知られている。韓国の芸能報道において「フォトコール」は、ブランドや作品側が報道各社のカメラマンを一定時間招き入れ、出演者やアンバサダーが並んで撮影に応じる公式の撮影機会を指す。記者会見のように長い質疑応答を伴わない形式も多く、この日のようにフォトタイム中心の構成になることも珍しくない。日本でいう囲み取材や記者発表のフォトセッションに近い位置づけだが、韓国ではブランドの店舗やポップアップ会場そのものが会場になるケースが多く、百貨店で開催されるのもその流れに沿ったものだ。


この日会場に立ったナム・ジュヒョクは、日本でも作品を通じて名前が知られている俳優の一人だ。直近ではNetflixオリジナル作品『トングン -呪いの宮-』に出演している。原題は「동궁(東宮)」で、2026年7月17日にNetflixで公開された全8話の作品だ。ダークファンタジーを土台にしながら、ミステリーやアクション、冒険、さらにホラーの要素まで重ねた一作で、出演はチョ・スンウ、ナム・ジュヒョク、ノ・ユンソ。放送枠に区切られない配信作品であるため、複数のジャンルをまたぐ物語を、次回まで待つことなく最初から最後まで自分のペースで追えるのが、この形式ならではの魅力といえる。地上波やケーブルの連続ドラマが週2話ずつ放送される韓国の慣例と比べると、8話を一挙に公開する構成は視聴体験そのものが大きく異なる。
一方のキム・ジェウォンも、ここ数年で立て続けに話題作へ名を連ねてきた。2026年2月13日にNetflixで全8話が配信された『サラ・キムという女』(原題「레이디 두아」)に出演している。この作品は、サラ・キムという一人の女性をめぐって過去と現在が交錯していく物語で、彼女の周囲では三月百貨店の人々や強力犯罪捜査隊の刑事たちが動き出し、パク・ムギョンとの出会いが物語を大きく動かしていく。主演はシン・ヘソンで、共演にイ・ジュニョク、ペ・ジョンオクらが名を連ねた。演出はキム・ジンミン、脚本はチュ・ソンヨンが担当している。出演陣にはチョン・ダビン、コン・ジョンファン、チョン・ジニョン、イ・ミド、キム・ヨンジ、イム・ギホン、キム・ジェウォン、キム・ジョンテ、ユン・ジョイン、シン・ヒョンスン、パク・ボギョン、ユン・ガイと、実力派が幅広く並んでいる。第5回青龍シリーズアワードでは、シン・ヘソンが主演女優賞を、パク・ボギョンが助演女優賞をそれぞれ受賞した。
さらにさかのぼると、キム・ジェウォンはJTBCの土日ドラマ『オク氏夫人伝 偽りの身分 真実の人生』(原題「옥씨부인전」)にも出演していた。2024年11月30日から2025年1月26日まで全16話が放送された時代劇で、名前も身分も夫も、すべてが偽りだった外知部(訴訟代行人)オク・テヨンを主人公に据えた物語だ。その正体は、奴婢の娘として生まれたクドギ。彼女を守るために命まで懸ける芸人チョン・スンフィと二人、身分を偽ったまま生き延びるための駆け引きが続いていく。主演はイム・ジヨンで、チュ・ヨンウは一人二役を演じた。ほかにヨンウ、キム・ジェウォンらが出演している。脚本はパク・ジスク、演出は『青い海の伝説』などで知られるチン・ヒョクが手がけた。時代劇の枠組みの中で、身分と正体をめぐる駆け引きを描いた作品として、韓国国内での放送と並行してNetflixでも配信された。JTBCの土日ドラマ枠は、日本の視聴者にとっても話題作が生まれやすい時間帯として認知が進んでいる枠の一つだ。
こうして並べてみると、この日フォトコールに立った二人は、いずれも配信作品と地上波・ケーブル作品の双方で存在感を示してきた顔ぶれということになる。ナム・ジュヒョクは2026年7月に公開されたばかりのNetflix作品でチョ・スンウ、ノ・ユンソと共演したばかりであり、キム・ジェウォンは2024年から2025年にかけてのJTBC時代劇、そして2026年2月配信のNetflix作品と、短い間隔で異なる質感の作品に関わってきた。ドラマの現場だけでなく、ブランドの公式行事という場でも同じ日にカメラの前に立つ形となった。
韓国では、ドラマや映画の公開時期とブランド行事の露出が重なることも多く、俳優にとってフォトコールは作品外で公の場に立つ数少ない機会でもある。日本の読者がこうした現場の様子を知る手段としては、韓国メディアが公開する写真や映像が中心となる。今回の「ディオール ビューティー」フォトコールについても、ビハインドをはじめとする韓国メディアが会場での映像を伝えている。二人の出演作については、『トングン -呪いの宮-』と『サラ・キムという女』がいずれもNetflixで配信されており、『オク氏夫人伝 偽りの身分 真実の人生』もNetflixで視聴できる。日本からアクセスできる形で作品がそろっている点は、二人の活動を追いかけたい読者にとっては心強い環境といえるだろう。
今回のフォトコールは9月7日、ロッテ百貨店で開催された。ナム・ジュヒョク、キム・ジェウォンの両名がフォトタイムに応じたという事実が、現時点で伝えられている内容のすべてである。今後の出演作やブランド関連の活動について新たな情報が出れば、あらためて伝えていきたい。





