写真: チョン・ダビン — dispatchsns / CC BY 3.0サラ・キムという女
| 原題 | 레이디 두아 |
|---|---|
| 放送局 | Netflix |
| 配信 | Netflix |
| 放送期間 | 2026-02-13 〜 2026-02-13 |
| 話数 | 全8話 |
| 出演 | ペ・ジョンオク, チョン・ダビン, イ・ジュニョク, コン・ジョンファン, チョン・ジニョン, イ・ミド, キム・ヨンジ, シン・ヘソン, イム・ギホン, キム・ジェウォン, キム・ジョンテ, ユン・ジョイン, シン・ヒョンスン, パク・ボギョン, ユン・ガイ |
この作品について
サラ・キムという一人の女性をめぐり、過去と現在が交錯していく。彼女の周囲では三月百貨店の人々や強力犯罪捜査隊の刑事たちが動き出し、パク・ムギョンとの出会いが物語を大きく動かしていく。主演はシン・ヘソン、共演にイ・ジュニョク、ペ・ジョンオクらが名を連ねる。
Netflixオリジナルとして2026年2月13日に全8話で配信。演出はキム・ジンミン、脚本はチュ・ソンヨンが担当した。第5回青龍シリーズアワードではシン・ヘソンが主演女優賞、パク・ボギョンが助演女優賞を受賞している。
「サラ・キムという女」(原題:레이디 두아)は、2026年にNetflixで配信された韓国のミステリー・スリラーである。物語の中心にいるのは、富と社会的地位に裏打ちされた経歴を自ら作り上げ、高級ブランドの幹部として振る舞ってきた女性、サラ・キム。ある日、ソウルの高級住宅街の地下下水道で遺体が発見され、それがサラ・キムのものと見られたことから、彼女が築き上げてきた人生の輪郭が一気に揺らぎ始める。捜査に乗り出した刑事が調べを進めると、サラ・キムには明確な個人記録が存在せず、経歴の各所に食い違いが見つかり、彼女が複数の身元を使い分けて生きてきた痕跡が浮かび上がってくる。虚構の人生が崩れていく過程を通して、アイデンティティとは何か、真実とは何かを問う構成になっている。
主演のシン・ヘソンが演じるのは、ブドワール(Boudoir)の地域責任者サラ・キムであり、同時に三月(サムウォル)百貨店の販売員モク・ガヒ、そして5億ウォンと引き換えに腎臓を提供するバーのホステス、ドゥア/キム・ウンジェという複数の顔でもある。監督のキム・ジンミンはキャスティングを本作最大の要素と位置づけ、「無数の顔」を演じ分けられるシン・ヘソンの資質が多面的な主人公に不可欠だったと語っている。シン・ヘソンはウィッグやカラーコンタクト、メイクを幅広く使い分け、それぞれの別名に異なる輪郭を与えた。捜査を担当するソウル地方警察庁強力犯罪捜査隊のチーム長パク・ムギョン役はイ・ジュニョク。監督は彼を「観客の分身」と表現し、撮影中に鋭く的確な質問を投げかけることで、捜査劇としての論理の整合性を保つ上で脚本にも影響を与えたという。
共演陣も厚い。ペ・ジョンオクが三月百貨店の会長チェ・チェウ、パク・ボギョンがサラと親交を結ぶNoxの代表チョン・ヨジン、シン・ヒョンスンが強力犯罪捜査隊の新人刑事ヒョン・ジェヒョン、チョン・ダビンがサラにスカウトされた元販売員で百貨店の並び屋となるウ・ヒョウン、ユン・ガイがその友人ヤン・ダヘを演じる。キム・ジェウォンはウンジェに惹かれるエスコートでチェウの秘書でもあるカン・ジフォン、チョン・ジニョンは腎不全を患う高利貸し業者ホン・ソンシン、イ・イダムはブドワール製品の実質的なデザイナーだった高級模造品専門の闇工場労働者キム・ミジョン、キム・ヨンジは女優のシン・ソイを演じる。ほかにイム・ギホン、コン・ジョンファン、キム・ジョンテらが脇を固め、イ・ミドが特別出演している。第5回青龍シリーズアワードではシン・ヘソンが主演女優賞、パク・ボギョンが助演女優賞を受賞した。
制作はSLL、脚本はチュ・ソンヨン、演出はキム・ジンミンで、全8話のミステリー・スリラーとして設計された。撮影監督チュ・ソンリム、編集ナム・ナヨン、衣装ディレクターのチョ・サンギョンが参加し、Netflixは2025年1月に制作を開始。主要撮影は同月に始まり、同年5月末頃にクランクアップした。高級ファッション業界をリアルに描くため、ソウル・清潭洞での撮影も行われている。監督は本作を人間の野心を扱った「時宜にかなった」作品と説明し、物語の舞台こそラグジュアリー業界だが、単なる物質主義ではなくアイデンティティという「根源的な価値」を掘り下げることを目指したと語っている。シン・ヘソンとイ・ジュニョクは2024年にキャスティングされ、2025年に出演が確定。二人が同じ画面に立つのは、2017年の犯罪スリラー「秘密の森」以来となる。
視聴情報は明快で、Netflixオリジナルとして2026年2月13日に全8話が一挙配信された。テレビでの週次放送はなく、公開時にはティザーポスターと予告編が公開されている。ポスターは高級ハンドバッグが被害者の顔を覆う陰惨な現場を描き、虚栄と隠された身元というテーマを示すものだった。批評家の反応はおおむね好意的で、レビュー集計サイトRotten Tomatoesでは批評7件のうち86%が肯定的、平均評点は6.8/10。DeciderのJoel Kellerは「Stream It」を推奨し、多層的なミステリーとして評価している。
日本の読者にとっては、全8話という手に取りやすい尺と一挙配信という形式から、週ごとの放送を追わずに一気に見通せる点が特徴だろう。出演者の他作を追いたい人向けに触れておくと、シン・ヘソンは2026年4月26日放送開始のtvN「秘密の監査 -Filing for Love-」、イ・ジュニョクは2025年1月3日放送開始のSBS「わたしの完璧な秘書」、キム・ジェウォンは2024年11月30日放送開始のJTBC「オク氏夫人伝 偽りの身分 真実の人生」、チョン・ジニョンは2025年3月3日放送開始のENA「ライディング人生」、シン・ヒョンスンは2025年3月1日放送開始のtvN「ジャガイモ研究所」に出演している。








