ILLIT、ファンの結婚式に登場し「Magnetic」で祝歌
写真: ILLIT — theMEGASTUDY / CC BY 4.0ガールズグループILLIT(アイリット)が、ファンの結婚式にサプライズで駆けつけ、代表曲「Magnetic」を祝歌として披露した。この模様は9月7日に公開されたチームの公式YouTubeチャンネルの自主制作コンテンツ「SUPER ILLIT」の一編「手伝いに来たのに助けてください」で明らかになったもので、メンバーが依頼人のもとへ直接出向くという、このシリーズならではの構成に沿って収録された。式場に突然現れたメンバーの姿に、新婦と参列者からは歓声が上がったという。
今回の回でILLITが掲げたのは「リッ班長事務所」という看板だ。ファンダム「GLLIT(グリット)」から寄せられたさまざまな依頼を、メンバーが「万能の解決屋」として引き受けていくという設定になっている。依頼のたびにメンバーが「出動! リッ班長」と声をそろえ、現場へと向かう流れが繰り返された。

最初の依頼は、漢江でピクニックを楽しみながらビビンバを食べようとしていたファンからのものだった。手元に材料が足りないという相談を受け、メンバーが不足分を届けに出動。到着後はその場で依頼人と一緒にビビンバを仕上げ、分け合って食べながら時間を過ごした。ソウル市民にとって漢江の河川敷は休日の定番の憩いの場で、そこでのピクニックというシチュエーション自体が、韓国の日常風景をそのまま切り取ったものになっている。
漢江では、あらかじめ用意された依頼だけでなく、その場で持ち込まれた依頼にも応じた。休息が必要だという夫婦から声をかけられ、メンバーは一日限りの赤ちゃんのお世話に挑戦することになる。赤ちゃんと打ち解けようと各自が思い思いの方法で働きかけたものの、最終的に赤ちゃんが泣き出してしまい、制作スタッフが助けに入るという展開になった。手伝いに行ったはずのメンバーが逆に助けを求める形になるという、今回のタイトルそのままの一幕である。
そして最後の依頼が、ファンの結婚式での祝歌だった。新婦のために、ILLITが結婚式にサプライズで登場して「Magnetic」を歌ってほしい——そんな内容の依頼を受け取ったメンバーは、喜んで引き受け、実際にステージへと上がった。ユナは、ファンと会うことについて「グリットたちに会うと、自分の人生がもっとラッキーになる気がする」と心境を語っている。初めての祝歌のステージということで緊張した様子も見せたが、伴奏が流れ始めると「Magnetic」に合わせたパフォーマンスを繰り広げ、式場を一気に自分たちの空気で満たした。新婦と参列者は歓声で応えた。
ステージを終えたメンバーは「私たちにとって、より特別な一日だった。私たちの真心がきちんと伝わっていたらうれしい」とコメント。さらに「呼んでくださりさえすれば、またどこへでも駆けつけます」と言葉を続けた。ファンの人生の節目に、アイドル側が招かれて足を運ぶという構図は、ファンダムとの距離の近さをそのまま形にしたものだと言える。
「SUPER ILLIT」は、ILLITが継続的に発信している自主制作コンテンツで、今回の回はEP27にあたる。9月7日午後9時に公開され、ファンプラットフォームWeverseのILLIT公式コミュニティを通じて告知された。公開直後からコメント欄はファンの反応で埋まったという。公式が公開時に添えた紹介文は広告のうたい文句を模した独特の書きぶりで、「即・時・依・頼・可・能・迅・速・正・確」と一文字ずつ区切り字を挟んだ見出しが掲げられていた。依頼を受けてメンバーが現場に向かうというシリーズの基本設定は、今回も踏襲されている。次のエピソードは9月14日午後9時に公開される予定だ。
ILLITは近ごろ、グループ単位・メンバー個人の双方で発信を重ねている。9月1日にはメンバーのイロハがWeverseのILLITコミュニティに投稿し、ファンダム名「GLLIT(グリット)」の2歳の誕生日と、グループ結成3周年を同時に祝った。投稿は午後9時47分に行われ、ハングルで「私たちのグリット、2歳の誕生日おめでとう♡」「そしてアイリット結成3周年おめでとう〜〜><」と続き、最後は「来年も一緒にいようね。約束だよ」と結ばれている。文中には猫の絵文字やイロハがよく使う顔文字が添えられ、短い文章ながら祝いの気持ちが前面に出た内容だった。投稿にはケーキの写真も含まれていた。今回の結婚式のエピソードで名前が呼ばれる「グリット」は、このファンダム名にあたる。
9月2日には、Weverseの公式アカウント「ILLIT Media」を通じて、ツアー「PRESS START♥」のスペシャル映像「ILLIT (아일릿) PRESS START♥ l Special Video」が午後9時に公開された。投稿には「#ILLIT」「#아일릿」「#PRESS_START」というハッシュタグが添えられ、あわせてWeverse、公式YouTube、公式X、メンバー用X、TikTok、Instagram、Facebook、Weibo、BILIBILI、Douyin、さらに日本向け公式Xまで、グループが運営する各プラットフォームが列挙されていた。日本の読者にとっては、日本向け公式Xを含む複数の窓口から情報を追えるということでもある。
9月6日午後6時には、メンバーのミンジュがイ・ヒョリの「10 Minutes」をカバーしたコンテンツがWeverseのILLIT公式アカウントで公開された。投稿タイトルは「[Cover] 🎧'10 Minutes' by ILLIT MINJU (원곡 : 이효리)」で、韓国語で「原曲:イ・ヒョリ」とはっきり添えられている。グループ単位の楽曲やツアー関連映像が続いていた流れのなかで、メンバー個人の名前を前面に出したカバー企画という形での発信になった。同じ9月8日には、公式コンテンツ「Weverse ILLIT Media」でミンジュとウォニによる東京Vlogも公開されている。二人がデート形式で都内を巡る内容で、東京タワーを訪れる場面や、もんじゃ焼きを味わう食事シーンが収められた。公開先はWeverseで、ファンは同プラットフォーム上で視聴できる。
こうして並べてみると、9月に入ってからのILLITは、周年の祝福、ツアー映像、個人カバー、日本での撮影、そして自主コンテンツと、およそ数日おきに何らかの映像や投稿を届けていることになる。今回の結婚式での祝歌も、その一連の発信のなかに位置づけられるものだ。ファンの依頼を受けて実際に現場へ行くという企画は、映像コンテンツでありながら、ファンの生活の場に直接踏み込む点でほかの企画とは性格が異なる。漢江のピクニック、赤ちゃんのお世話、そして結婚式と、三つの依頼はいずれも日常の一場面であり、そこにグループがそのまま入っていく構図になっている。「呼んでくださりさえすれば、またどこへでも駆けつけます」というメンバーの言葉どおりに次の依頼が続くのかどうかは、9月14日午後9時に公開される次回エピソードで確かめることができる。日本のファンも、公式YouTubeチャンネルやWeverseを通じて同じ映像を追うことが可能だ。










