BTSのV、英ダズド秋号の表紙に登場 セリーヌの新作まとう
写真: BTS — Samsung Saudi Arabia / CC BY 3.0BTS(防弾少年団)のVが、英国のファッション誌『DAZED(デイズド)』本誌2026年秋号のカバーを飾った。カバーと同時にグラビアが公開されたのは9月10日で、SBS芸能ニュースが同日午後9時14分、カン・ギョンユン記者の署名で伝えた。撮影に使われた衣装や小物は、フランスのラグジュアリーブランド、セリーヌ(CELINE)のもの。Vは同ブランドのグローバルアンバサダーを務めており、その立場を背景に組まれた企画である。
公開されたカバーとグラビアで、Vは深まりゆく秋の空気をまとって立っている。撮影を担当したのは写真家のエリカ・カマノ。少年らしさを感じさせる顔立ちを持ちながら、そこに抑制の効いた視線と濃い男性らしさを重ねた仕上がりになっており、SBSの記事はこの対比を「少年美と男性美の間」という言葉で見出しに掲げている。華やかに笑うのではなく、感情を抑えた表情でレンズを見つめるという方向性が、そのまま今回のグラビアの軸になっている。

身につけているのは、セリーヌのアーティスティックディレクター、マイケル・ライダーが手がけた秋・冬コレクションの服とアクセサリー、そしてシューズだ。クラシックなシルエットに感覚的なディテールを合わせたルックを通じて、Vはセリーヌの新シーズンのムードを表現している。ブランドの新しい方向性を示す時期のコレクションを、アンバサダーである本人がグラビアという形で提示した格好で、ファッションの側から見ても節目にあたる企画といえる。
今回公開されたのはカバーとグラビアまでで、Vのインタビューは順次公開される予定だとされている。つまり、写真だけで話が終わるわけではなく、本人の言葉がこの後に続く構成になっている。写真の提供元はDAZDの英国版。日本の読者にとっては、韓国のアイドルが韓国国内の媒体ではなく英国の本誌カバーに登場したという点が、今回の出来事の位置づけを分かりやすく示している。海外のファッション誌が独自の企画としてK-POPアーティストを本誌の顔に据える流れは近年珍しくなくなっているが、ラグジュアリーブランドのアンバサダー活動と誌面が直結する形は、その中でも典型的な事例といえる。
Vをめぐっては、ここ数日でグループとしての動きも相次いで伝えられている。9月8日午後には、Vを含むBTSのメンバー6人、ジョングク、ジン、RM、V、ジミン、J-HOPEが、仁川広域市中区雲西洞の仁川国際空港第2旅客ターミナルを通じて米ロサンゼルスへ出国した。「BTS WORLD TOUR『ARIRANG』IN NORTH AMERICA」の日程を終えての移動で、韓国のニュースエンが同日午後9時25分、チ・スジン記者の署名により仁川空港(永宗島)発の写真ニュースとして伝えている。同記事はJ-HOPEの空港での姿を「グラビアさながら」と紹介していた。空港での装いが写真ニュースとして扱われる状況と、英国のファッション誌のカバーが並ぶあたりに、現在のBTSメンバーの露出のされ方がよく表れている。
ワールドツアー「ARIRANG(アリラン)」をめぐっては、米国での反響も大きかった。ロサンゼルス市は、BTSのツアー公演が行われる週の一週間を「BTSウィーク」として宣言し、市庁舎の外壁を新アルバム「ARIRANG」を象徴する赤い光で染めた。韓国MBCが9月3日午後8時46分に配信したニュースデスクのリポートで伝えたもので、現地取材は同局ロサンゼルス特派員のシン・ジェウン記者が担当している。リポートによると公演会場は7万席規模のスタジアムで、BTSがステージに姿を見せると場内に歓声が響き渡った。メンバーは「LAの皆さん、お元気ですか。こんにちは、私たちはBTSです」とあいさつしている。BTSがロサンゼルスで公演を行うのは4年9カ月ぶりだった。
この北米公演には、サッカー選手のソン・フンミンさんも客席から足を運んでいる。ステージに向かって自らカメラを構える姿が映像に収められ、連合ニュースTVが9月3日午後11時35分、スポーツ担当のウ・ジュンソン記者の署名で「今日の映像」枠のリポートとして伝えた。番組内では「スポーツワイド」のコーナーとして紹介され、映像はSNS「X」のアカウント「GLISTEN」が公開したものを画面出典として使っている。リポートは、韓国でしばしば語られる「ワールドクラスのラインナップ」という言い回しから話を起こし、BTS、ポン・ジュノ監督、ソン・フンミン選手の3者を並べて紹介していた。
ツアーの合間には、グループとしてのコンテンツ公開も続いている。公式YouTubeチャンネル「BANGTAN TV」では「Run BTS! 2015 EP.5 - 秋夕(ハンガウィ)を迎えて:100秒運動会」が公開された。舞台は青々とした芝生が敷かれた屋外のサッカー場で、韓国最大級の伝統的な節句である秋夕(チュソク、ハンガウィ)に合わせ、メンバーたちがこのグラウンドに集まる構成だ。リーダーのRMは、ティッシュ1枚を宙に放って一回転する高難度ミッションを一発で成功させ、大幅な時間短縮につなげた。この回の内容は、韓国のトップスターニュースが9月7日午後11時52分、チョ・ヤンギョン記者の署名で報じている。
同じコンテンツでは、ジミンがリレー形式のミッションの最終走者を務め、投げられた餅を一度で口でキャッチして全員の課題達成を確定させた。制限時間内での成功により、メンバーたちは念願だった制作陣への「仕返し」の権利を手にしている。こちらも同じくトップスターニュースが9月9日午前0時、チョ・ヤンギョン記者の署名で伝えたものだ。ツアーの大舞台とは別に、こうしたバラエティ色の強い映像が並行して公開されている点は、BTSの活動の幅を示している。
メンバー個々への注目も続いている。9月8日には、ジョングクが上半身の衣服を脱いでパフォーマンスする映像を、米国のポップスター、ジャスティン・ビーバーが自身のソーシャルメディアアカウントで特に説明を付けずにリポストした。韓国のマイデイリーが9月9日午前4時1分、キム・ハヨン記者の署名で報じており、ビーバーのアカウントはおよそ2億8000万人のフォロワーを抱えることから、世界中のファンの関心が一気に集まった。発端はオンライン上で広まっていたジョングクのステージ映像で、映像の中でジョングクはジャケットの内側に別の上着を身につけておらず、引き締まった体つきをそのまま見せている。
グループの名前は、思わぬところでも語られている。中華料理の大家として知られるシェフ、イ・ヨンボクは、9月8日に放送されたMBC『プレイリスト109』の第8回に出演し、BTSのジンからベイビーモンスターのローラまで続くアイドルたちとの交友関係を明かした。番組ではディンディンがイ・ヨンボクのキーワードを説明しながら「このキーワードは常連客のようだ」と切り出し、BTS、ベイビーモンスター、IVE、GOT7といった複数のアイドルグループの名前を挙げている。店に足を運ぶ客としてこれらの名前が並ぶだけでも、共演者たちが驚く展開となった。
地域のイベントでもBTSの名は使われている。釜山市水営(スヨン)区が広安里(クァンアリ)海水浴場で毎週開いている常設ドローンショーは、BTSやポケモン、スパイダーマンといった世界的な知的財産(IP)との協業公演を相次いで実現し、大量の観客を集めている。中央日報が9月6日午前5時2分、キム・ミンジュ記者の署名で報じたもので、今年の「広安里Mドローンライトショー」はソニー・ピクチャーズコリアやポケモンコリアなど、グローバルIPを保有・流通する企業と複数回にわたって協業公演を行った。水営区はこうした協業をさらに広げ、ドローンショーの話題性を高めて観光客を呼び込む好循環につなげたい考えだという。
こうした一連の動きの中で、今回のDAZD秋号のカバーは、Vが音楽活動とは別の領域で持つ存在感を改めて示すものとなった。ツアーを終えて米国へ移動した直後のタイミングで、英国の雑誌のカバーが公開された形であり、今後はインタビューの公開が控えている。写真の中で示された抑制された表情が、言葉としてどのように語られるのか。続報を待ちたい。









