ソン・イェジン、Netflix「スキャンダル」制作発表会に登場
写真: ソン・イェジン — Desmond Herzfelder / CC BY 4.0俳優のソン・イェジンが9日午前、ソウル・鍾路区のJWマリオット東大門スクエアのグランドボールルームで開かれたNetflixシリーズ「スキャンダル」の制作発表会に姿を見せ、フォトタイムで優雅な笑みを浮かべながらポーズを取った。作品の配信開始は9月18日で、公開まで10日を切ったタイミングでの公式イベントとなった。この日の様子はスポーツ東亜のチョン・ヒヨン記者が伝えている。写真はNetflixが提供した。
韓国では新作ドラマの配信・放送に先立ち、主演俳優と監督がそろって記者の前に立つ「制作発表会」を開くのが恒例になっている。会場となったJWマリオット東大門スクエアは、ソウルの東大門エリアに位置するホテルで、こうした大型のプロモーションイベントがしばしば行われる場所だ。今回の「スキャンダル」の発表会でも、出演陣が一堂に会し、報道陣に向けて撮影に応じている。同じ日の現場を伝えた記事の中には、出演者たちが口元に指を当てるような「秘密めいたポーズ」を取った場面や、主要キャストが一列に並んだ様子を写した写真記事もあり、和やかな雰囲気の中で進行したことがうかがえる。

「スキャンダル」は、朝鮮時代を舞台にしたNetflixシリーズである。物語の中心にいるのは、女性としてだけ閉じ込められて生きるにはあまりに優れた才能を持った女性「チョ氏夫人」と、朝鮮随一の恋愛の名手とされる男「チョ・ウォン」。この二人が仕掛ける、大胆で危険な愛の賭けが軸となり、さらにその賭けに巻き込まれていく一人の女性「ヒヨン」の物語が重なっていく。身分と性別によって生き方が厳しく規定された時代に、才能を持て余す女性が何を選び取るのか。そこに恋愛を「賭け」として扱う男が絡むという構図は、時代劇でありながら、人間関係の駆け引きを前面に押し出した作りになっていると言える。
演出を手がけるのはチョン・ジウ監督。出演はソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナの三人で、いずれも韓国ドラマ・映画界で長く第一線に立ってきた顔ぶれである。この三人が同じ画面に並ぶ組み合わせ自体が新鮮で、ロマンスというジャンルを朝鮮時代という舞台の上でどう描き出すのかに関心が集まっている。配信は9月18日から、Netflixで行われる。日本の視聴者もNetflixを通じて同じ作品にアクセスできるため、韓国での公開と足並みをそろえて視聴できる形になる。
共演陣のうちチ・チャンウクは、直近ではDisney+のシリーズ「捏造された都市」に主演していた。無実の罪で服役することになった青年パク・テジュンが、自分を陥れた仕組みと向き合っていく犯罪スリラーで、チ・チャンウクがそのテジュンを演じ、彼と関わるアン・ヨハン役をディオ(ド・ギョンス)が務めた。映画『操作された都市』をドラマとしてリメイクした作品で、脚本は映画版も手がけ「模範タクシー」シリーズを執筆したオ・サンホ、演出はパク・シヌとキム・チャンジュが担当している。共演はイ・グァンス、ヤン・ドングン、ピョ・イェジン、チョ・ユンス、キム・ジョンス。全12話が2025年11月5日から12月3日にかけてDisney+で配信された。犯罪スリラーの主役から一転して朝鮮時代の恋愛劇へ、という振れ幅の大きさも、今回の「スキャンダル」の見どころのひとつになる。
ソン・イェジンにとって、この9月は特別な月でもある。実生活のパートナーである俳優ヒョンビンと、わずか9日差でそれぞれの新作が配信されるからだ。先に幕を開けたのはヒョンビンで、Disney+のオリジナルシリーズ「メイド・イン・コリア シーズン2」が9日に公開された。その9日後にあたる18日に、ソン・イェジン主演の「スキャンダル」がNetflixで配信を開始する。つまり、ソン・イェジンが制作発表会に立ったこの9日は、夫の新作が世に出た当日でもあったことになる。同じ月に、異なるプラットフォームで、方向性のまったく違う役柄を背負って夫婦が並ぶという珍しい構図だ。
この並びについては、韓国メディアがすでに複数回にわたって報じてきた。9月7日には、ヒョンビンが9日にDisney+「メイド・イン・コリア」シーズン2で、ソン・イェジンがその9日後の18日にNetflixの時代劇「スキャンダル」で登場することが伝えられている。ヒョンビンが演じるのはシーズン1から引き継ぐペク・ギテで、シーズン2では作中で9年の歳月が流れており、ペク・ギテが手にしている権力も抱えている欲望も変化しているという。続く9月9日には、ザ・ファクトのキム・セッビョル記者が、二人の新作が9日差で相次いで配信される点をあらためて報じた。夫婦がそれぞれ別のグローバル配信サービスで、同じ月に作品を送り出すという状況が、韓国でも一つの話題として扱われてきたことがわかる。
日本の読者にとっては、いずれの作品も国内から視聴できる点が大きい。「スキャンダル」はNetflix、「メイド・イン・コリア シーズン2」はDisney+と、それぞれ日本でも展開している配信サービスでの公開となるため、韓国と大きな時差なく作品を追える。近年、韓国ドラマは地上波やケーブルテレビだけでなく、NetflixやDisney+といったグローバル配信プラットフォームがオリジナル作品として直接制作・配信するケースが増えており、「スキャンダル」もその流れの中にある一本だ。全世界同時配信を前提とした作品では、韓国での公開日がそのまま日本での公開日になることが多く、制作発表会の様子が日本にも即座に伝わるのは、そうした構造があるためである。
制作発表会は、作品の内容そのものが明かされる場ではないが、出演者が公の場でどのような表情を見せるかが、その作品の空気を伝える最初の手がかりになる。この日のソン・イェジンは、フォトタイムで優雅な微笑みを浮かべながらカメラに応じた。朝鮮時代を生きる才能あふれる女性という役柄を、彼女がどう立ち上げるのか。チ・チャンウク演じる「朝鮮最高の恋愛の名手」との危険な賭けが、そしてナナが担う物語の一角がどう絡み合うのか。答えが明かされるのは9月18日、Netflixでの配信開始と同時である。






