ILLIT、10月26日にミニ5集「BREAK EVEN」 約半年ぶりの新作
写真: ILLIT — theMEGASTUDY / CC BY 4.05人組ガールズグループのILLIT(アイリット)が、10月26日に5枚目のミニアルバム「BREAK EVEN」を発売する。9月14日、韓国のスポーツ東亜やシングルリストなど複数のメディアが報じた。4月に出したミニ4集「It's Me」以来、約6カ月ぶりの新作になる。所属事務所BELIFT LABの説明によると、今回のテーマは「頑張っても報われない関係には、もう心を注がない」という宣言だ。
韓国の音楽界では、新しい曲やアルバムを持って活動を再開することを「カムバック」と呼ぶ。ミニアルバムは「ミニ◯集」と数えるのが一般的で、「ミニ5集」は5枚目のミニアルバムのことだ。ILLITにとっては、ヒットした前作に続く大事な作品になる。

アルバム名の「BREAK EVEN」は、経済用語の「損益分岐点(Break-even point)」から取った。損失も利益も出ていない、差し引きゼロの状態を指す言葉だ。BELIFT LABによると、アルバムには、努力しただけのものが返ってこない関係に、これ以上気持ちも時間も使わないというILLITの率直な思いが込められている。「与えたものと返ってくるもの」の釣り合いを、関係を見直すきっかけとして表した題名といえる。
これまでのILLITは、「君」に向かって迷わず気持ちをぶつける姿を見せてきた。今作では、その向き合い方が変わる。自分とは違って煮え切らない態度を続ける相手に、はっきりと警告する。関係の新しい転換点を描くことが予告されている。シングルリストはこの内容を、韓国語で「손절 선언」(縁切り宣言)という言葉で見出しにした。一方、タイトル曲の名前や収録曲など詳しい内容は、今回の報道ではまだ明らかになっていない。
新作に期待が集まる大きな理由は、前作の勢いだ。4月に公開されたミニ4集のタイトル曲「It's Me」はテクノ系の曲で、ドーパミンを刺激するような強いサウンドと独特なパフォーマンスで、すぐに多くの人の心をつかんだ。ILLITらしい愛らしさはそのままに、より大胆で力強くなったメンバーの姿も高く評価された。クセになるメロディーで口コミが広がり、大学の学園祭や街のあちこちで流れる曲になった。今年上半期を代表するヒット曲の一つといわれている。韓国内外の主要音楽チャートで上位を独占し、発表から4カ月あまりたった今もチャートの上位に残り続けている。報道では、ILLITが「It's Me」で今年のK-POPの流れを引っ張ったと伝えている。
ILLITは今年、さまざまなコンセプトやジャンルに挑戦し、音楽の幅を広げてきた。その一つが、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、KATSEYE(キャッツアイ)と一緒に出したシングル「ICONIC BY MISTAKE」だ。3組の個性をうまく一つにまとめたと評価され、米ビルボードの「HOT 100」で38位、英国の「オフィシャル・シングル・チャート・トップ100」で22位に入った。
日本での人気も高い。日本で出した2枚目のシングルのタイトル曲「I Got Your Back (Feat. JISOO, MOMOKA of HANA)」は、動画配信サービスABEMAのオリジナルドラマのOSTに選ばれた。ドラマの題名は韓国メディアで「바캉스의 법칙」と書かれており、直訳すると「バカンスの法則」となる。さらにこの曲は、Billboard JAPANの総合ソングチャート「JAPAN HOT 100」で2位を記録した。韓国のヒットに加え、日本オリジナルの曲でも大きな結果を出したことになる。
ライブも好評だ。初めてのツアー「ILLIT LIVE 'PRESS START♥'」は、ソウル、日本の5都市、香港の公演がすべて早々に売り切れた。この人気を受けて、10月に仁川、12月に日本の千葉でアンコール公演を行う。日本の5都市がどこかは、今回の報道では触れられていない。10月は仁川でのアンコール公演と新作の発売が重なり、12月には日本のファンに直接会う場も用意されている。
9月に入ってからも、ILLITはファンに向けた発信を続けてきた。6日午後6時には、メンバーのミンジュがイ・ヒョリの「10 Minutes」を歌ったカバー映像を、ファンプラットフォームWeverseの公式コミュニティで公開した。7日午後9時には、自主制作コンテンツ「SUPER ILLIT」のEP27「手伝いに来たのに助けてください…」を公開した。この回でメンバーは、ファンダム「GLLIT(グリット)」の頼みごとを引き受ける「リッ班長事務所」として、育児や結婚式の現場に向かった。ファンの結婚式には予告なしで現れ、代表曲「Magnetic」をお祝いの歌として披露し、新婦や参列者から歓声が上がった。
8日午後8時には、ミンジュとウォニが東京タワーを訪れ、もんじゃ焼きを食べ歩くVlogが、Weverseの「LOG-IT」カテゴリーで公開された。10日午前1時8分には、ユナがWeverseでライブ配信を行った。タイトルは韓国語で「まだ寝てないグリット~?~?」という意味で、夜遅くまで起きているファンへの呼びかけだった。メンバーはユナ、ミンジュ、モカ、ウォニ、イロハの5人。こうした日々の発信が続く中で、14日に新作の発売が発表された。
今回の注目点は二つある。一つは、「It's Me」でつかんだ勢いを次の作品につなげ、続けてヒットを出せるかどうか。もう一つは、これまでまっすぐ相手に向かってきたILLITが、今作では煮え切らない相手に線を引く姿を見せることだ。愛らしさに大胆さを加えて評価された前作から、関係の見直しを正面から歌う作品へと進む。発売日の10月26日までに、タイトル曲や収録曲などの情報が順に明らかになるとみられるが、現時点で発表されているのは発売日、アルバム名、テーマまでだ。今後の続報が待たれる。









