『スキャンダル』会見で、ナナがソン・イェジンの裾をそっと直して話題に
写真: ソン・イェジン — Desmond Herzfelder / CC BY 4.0Netflixオリジナルシリーズ『スキャンダル』(原題:스캔들)の制作発表会が9月9日にソウルで開かれました。その席で、ナナが隣に座るソン・イェジンのスカートの乱れを何も言わずに直す場面がありました。この様子を収めた映像が発表会のあとからオンラインコミュニティーやSNSで広がり、今も話題になっています。記者との質疑応答の途中に起きたほんの短い出来事ですが、言葉にせず先輩を気遣ったナナの振る舞いに多くの称賛が寄せられています。
発表会の会場は、ソウル・鍾路区のJWマリオット東大門スクエアソウルです。演出を務めたチョン・ジウ監督と、出演者のソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナの4人が登壇し、作品について語りました。

この日のソン・イェジンは丈の短いワンピース姿で、椅子に脚を組んで座り、質問を聞いていました。そのうちにスカートの裾が少し浮いて乱れてしまいます。隣の席でそれに気付いたナナは、声はかけずに手を伸ばし、そっと裾を整えました。急に触れられたソン・イェジンは一瞬驚いた顔で自分の服を確かめました。何が起きたのか分かると急いで身なりを直し、ナナに感謝を伝えています。一方のナナは、特別なことをしたという様子も見せませんでした。すぐに視線を前に戻し、トークに集中しています。
その後もソン・イェジンは、トークの間もフォトタイムの間も、温かいまなざしでナナを見つめていました。先輩と後輩の和やかな空気が伝わる一幕です。この日のナナはショートカットの髪にバーガンディのスーツという、ボーイッシュな装いでした。クールな見た目と、共演者を細やかに気遣う行動の違いが印象を強め、映像はさらに広く拡散されました。
ネット上には、ナナの行動をたたえる声が次々に書き込まれています。「ナナのセンスがすごい」「何も言わず自然に気遣うのがかっこいい」「ソン・イェジンがすぐにお礼を伝えているのも見ていて気持ちいい」といったコメントが並びました。「ショートカットでスタイルもシックなのに、行動はもっとかっこいい」「さりげない気遣いがいい」という反応もありました。
特に目立ったのは、「ツンデレのお手本」「さすが強盗を取り押さえた상여자(サンヨジャ)」「女性なのにときめいた」といったコメントです。これには理由があります。ナナは昨年11月、自宅のベランダから侵入した30代の強盗と自ら取っ組み合いになって取り押さえ、警察に引き渡しました。このことは当時すでに報じられています。九里(クリ)警察署は男を特殊強盗傷害の容疑で逮捕し、送検しました。この出来事が発表会の映像とともに改めて話題になり、頼もしい女性を表す「상여자」という呼び名に説得力を与えています。
一方で、「会場にいた一部の出席者がソン・イェジンの服装についてひそひそ話をしていて、それに気付いたナナが裾を直したのではないか」という声も出ています。ただ、公開された映像だけでは、周りの出席者の視線や会話の中身までは確認できません。特定の人の行動や意図を決めつけることはできない状況です。
『スキャンダル』は朝鮮時代が舞台です。女性として閉じこもって生きるには才能がありすぎるチョ氏夫人と、朝鮮一の恋愛上手と呼ばれるチョ・ウォンが、危うい恋の賭けを始めます。そこにもう一人の女性ヒヨンが巻き込まれ、3人の関係が複雑に絡み合っていきます。原作はフランスの小説『危険な関係』で、物語を朝鮮時代に置き換え、現代的な視点で描き直しました。監督は『ウンギョ』『沈黙』などを手がけたチョン・ジウです。
チョ氏夫人を演じるソン・イェジンにとって、時代劇は24年ぶりです。チョ氏夫人は、女性だという理由で多くを諦め、静かに生きるしかなかった人物で、ソン・イェジンはその胸の奥に隠された欲望を表現します。発表会では役について「隠された欲望は、時にはゆがんで見えることも、悲しく見えることも、切なく見えることもある」と話しました。ソン・イェジンは今月、ほかの番組でも注目を集めています。9月13日にはJTBCのバラエティー番組「冷蔵庫をお願い」(原題:냉장고를 부탁해)にゲストとして出演し、自宅の冷蔵庫を公開しました。夫で俳優のヒョンビンや息子との家での様子も語っています。放送に先立つ11日には、収録で息子の容姿をほめた「こういう顔だったら、俳優をやらないのも難しそう」という発言について、SNSで照れくさい気持ちをつづっていました。
チ・チャンウクが演じるチョ・ウォンは、自由奔放で子どもっぽい遊び人に見えます。しかし実際には、かなえられなかった欲望への苦悩を抱えた人物です。チ・チャンウクは作品について「とても危ういけれど、興味深くて面白い関係が物語の最後までずっと続く」と紹介しました。チ・チャンウクは2025年11月5日からDisney+で配信された全12話の犯罪スリラー『捏造された都市』(原題:조각도시)でも主人公パク・テジュンを演じ、ディオ(ド・ギョンス)らと共演しています。
ナナは、この作品で初めて時代劇に挑みます。役どころは、婚礼の直後に夫を亡くして未亡人となったヒヨンです。ヒヨンは外の世界に出たことがなく、怖さを抱えながらも世の中に興味を持っている人物で、恋の賭けに巻き込まれるうちに変わっていきます。ナナは「ヒヨンという役は、俳優をしてきた中で一度もお見せしたことのない、私の中に深く大きく根付いていた性格の人物でした。自分の姿をそのまま重ねれば、うまく表現できると思いました」と語り、役への愛着を見せました。
発表会では、俳優同士が互いを信頼し、ほめ合う場面も続きました。チ・チャンウクはソン・イェジンについて「没入度の高い俳優。体調を崩すほどの集中力で演技していた」と話しました。ソン・イェジンはチ・チャンウクを「エネルギーがいい。ライブ感がありながらフレッシュ」と評価しています。ナナは2人の先輩との共演について「期待感でいっぱいでした。本当に光栄でした」とおどけて答え、2人を笑顔にしました。さらにナナは、この日撮った現場の写真を自身のSNSに載せています。3人がそろってピースサインをする写真から、和やかな雰囲気がうかがえます。
Netflixは9日の制作発表会に続き、10日にはメイキング映像も公開しました。映像には、3人の人物が交わす視線や表情が収められています。こうした表情が、恋の賭けがどこへ向かうのかを読み解く手がかりになりそうです。
『スキャンダル』は全8話で、9月18日金曜日の午後5時にNetflixで全話が一挙に公開されます。ソン・イェジンも自身のアカウントに「『スキャンダル』がついに皆さんのもとにやってきます #Netflix 9/18」と書き込み、公開を自ら知らせました。
数秒の気遣いから始まった今回の話題は、公開を前に、ソン・イェジンとナナの息の合った関係を多くの人に印象づけることになりました。チョ氏夫人、チョ・ウォン、ヒヨンの3人がどんな危うくも魅力的な関係を見せるのかは、18日の公開で明らかになります。






