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BIGBANG・IVE・NCTが没入型展示、K-POPの新たな定番に

BIGBANG写真: BIGBANG — YG Entertainment / CC BY 2.0
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BIGBANG、IVEのアン・ユジンとチャン・ウォニョン、NCTといったK-POPアーティストが、カムバックやデビュー記念日に合わせて大規模な没入型メディア展示を相次いで開催している。VR(仮想現実)やホログラム、レーザーといった技術を使い、楽曲と映像、アーティストの歩みを一つの空間にまとめて体験させる手法で、韓国では9月現在、こうした展示がK-POPアーティストのオフラインコンテンツとして定着しつつある。東亜日報が9月18日付で報じた。

まずBIGBANGは、今年デビュー20周年を迎えたことを記念し、メディア展示「COSMOS(コスモス)」を8月24日から開催している。会場はソウル・中区の乙支路入口駅と市庁駅の間にある地下空間で、ソウル広場からおよそ13メートル下に長く隠されていた場所だ。この空間が「K-文化ステーション」として生まれ変わり、その最初のお披露目となったのがBIGBANGの展示である。会場は11の体験ゾーンで構成され、レーザーショーや未公開写真、ホログラム、インタラクティブコンテンツを通じて、BIGBANGの音楽とパフォーマンスを楽しめる作りになっている。

BIGBANG
写真: BIGBANG — Wasabi content / CC BY 4.0

展示の目玉はVR体験ゾーンだ。VR機器を装着して席に座ると、宇宙ステーションのように設えられた仮想空間が広がり、BIGBANGのメンバー3人、G-DRAGON(ジードラゴン)、SOL(テヤン)、D-LITE(デソン)が目の前で歌い始める。メンバーが間近まで近づいて歌い、ラップをする様子は、実際の公演を目の前で見ているかのような感覚をもたらすという。取材した記者は、VR機器をつけて座った瞬間に「まったく別の世界が広がった」と体験を伝えている。

IVEからは、メンバーのアン・ユジンとチャン・ウォニョンの2人によるメディアアート展示「アンニョン(An-Young)イン・ソウル」が、9月5日から27日までソウル・城東区のザ・ソウルライティウムで開かれている。展示タイトルの「アンニョン」は、同じ事務所で8年間苦楽をともにしてきた2人をまとめて呼ぶ愛称から来ている。会場では未公開のグラビアや映像をLED(発光ダイオード)メディアアートとホログラムで表現したほか、2人が自ら選んだ香りや、空間ごとに異なるアンビエントサウンドも加えられている。写真や映像を並べるだけでなく、視覚・聴覚・嗅覚に訴える構成にしている点が特徴だ。

デビュー10周年を迎えたNCTは、9月18日から10月18日まで、ソウル・松坡区のロッテワールド・アドベンチャー地下3階にある没入型体験プラットフォーム「ディープ(딥)」で「NEO DIMENSION(ネオ・ディメンション)」を開催する。複数のチームや音楽、映像コンテンツへと拡張してきたNCTの10年を、4面の映像と体験型コンテンツで表現するという。SMエンターテインメントは「NCTのこの10年は音楽だけでなく映像、世界観、写真、衣装など多様なコンテンツが積み重なっており、一つの方式で見せるのは難しいと考えた」と説明し、「観覧客がNCTの世界観の中に直接入り込んで経験できるよう、没入型展示を選んだ」と述べている。

過去にも、写真やステージ衣装を集めて見せる展示は存在した。ただ、最近のものははるかに内容が豊かで多彩になっており、特に音楽と映像、アーティストの物語を一つの空間に編み込み、そこにVRやホログラムといった技術を重ねる「没入型展示」を打ち出すケースが多い。カムバックや記念日を知らせる主要なオフラインコンテンツとして、展示が位置づけられているわけだ。

こうした流行の背景には、コンテンツ消費のされ方の変化がある。ショート動画やリールのような短く断片化された映像が広く消費され、楽曲の長さすら3分前後へと短くなっている。それにもかかわらず、というよりむしろその逆説として、ファンにとってはオフラインが持つ価値が大きくなっている。一つの空間に長くとどまり、アーティストの音楽とイメージ、これまでの歩みをまとめて体験できる機会は、そう多くないからだ。

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一方で、展示ブームがファンにとって新たな「支出の負担」を増やしているのではないか、という指摘も出ている。たとえばIVEの「アンニョン」展示は、60分の観覧を基準とした一般チケットが3万ウォン、フォトカードやポスターなどが追加されたスペシャルチケットが6万6000ウォンとなっている。IVEのファンの間でも「価格が高い」という声が上がっているという。ライブやアルバム、グッズに加えて展示のチケット代がかさむことになり、応援にかかる費用の総額が膨らむ構図だ。

大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は、写真や情報などがよく蓄積されたアイドルの展示について「良いファンサービスになり得る」と評価した。そのうえで「オフラインでファンを集めることにとどまらず、ソーシャルメディア上で新たな話題も起こせるため、広報手段としての展示の役割が非常に重要になった」と述べている。会場での体験がSNSに投稿され、そこからさらに関心が広がるという循環が、事務所側にとっても展示を開く動機になっているという見方だ。

日本の読者にとっては、韓国のこうした展示が単なる「記念イベント」ではなく、カムバックのプロモーション全体に組み込まれた仕掛けであるという点が理解のポイントになる。BIGBANGの「COSMOS」はデビュー20周年、NCTの「NEO DIMENSION」はデビュー10周年と、いずれも節目の年に合わせて企画されており、IVEの展示も2人の8年間という時間の積み重ねを出発点にしている。長く活動を続けてきたグループほど、蓄積された写真、映像、衣装、世界観といった素材が厚くなり、それを一つの展示空間にまとめて提示できるようになる、という構造だ。

BIGBANGの展示会場となったソウル広場の地下空間が「K-文化ステーション」として整備された点も、韓国における展示文化の広がりを示している。長く使われずにいた地下空間が、K-POPを軸にした文化施設として再活用され、その最初のコンテンツとしてデビュー20周年のBIGBANGが選ばれた形だ。NCTがロッテワールド・アドベンチャーの地下にある没入型体験プラットフォームを会場にしていることも含め、遊園地や駅周辺の地下といった既存の都市空間が、K-POP体験の場として組み込まれつつある。

BIGBANGの「COSMOS」は8月24日から、IVEの「アンニョン イン・ソウル」は9月5日から27日まで、NCTの「NEO DIMENSION」は9月18日から10月18日までと、この秋のソウルでは3つの大型展示が時期を重ねながら続く。渡韓するファンにとっては、複数の展示を巡る選択肢が増える一方で、チケット価格をめぐる議論も同時に進んでいる。展示がファンサービスとして定着していくのか、それとも負担への不満が先に立つのか。K-POPのオフライン施策のあり方が問われる局面に入っている。

公式アカウントの投稿

写真・動画は各アーティストおよび所属事務所の公式チャンネルの投稿です。再生すると YouTube に移動します。

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