『メイド・イン・コリア2』完結 ヒョンビンとチョン・ウソンの対決に幕
写真: チョン・ウソン — congcong0915 / CC BY 4.0Disney+のシリーズ『メイド・イン・コリア』シーズン2が9月23日、第5話と第6話の配信で完結した。ヒョンビンが演じる中央情報部の要員ペク・ギテと、チョン・ウソンが演じるチャン・ゴニョンが再び正面からぶつかる全6話の物語だ。9月9日に第1・2話、16日に第3・4話が公開され、毎週2話ずつ配信されてきた。韓国の国民日報は24日付の記事で、本作を「見るべきOTT作品」に挙げた。年齢や性別を問わず楽しめる作品で、秋夕(チュソク)連休に一気見するのにちょうどいいと勧めている。
秋夕は、日本のお盆や正月にあたる韓国の大型連休だ。連休を前に、全話そろった完結作として紹介されたことになる。


舞台は激動の1970年代。シーズン2は、昨年12月に公開されたシーズン1から9年後の出来事を描く。ペク・ギテは富と権力の両方を手に入れるため、中央情報部の要員として働きながら、麻薬密輸業者という裏の顔も持つ人物だ。大統領が死去した10・26事件の後、ギテは部長職務代行の座に就き、さらに大きな欲望に向かって暴走していく。
その前に再び立ちはだかるのがチャン・ゴニョンだ。ゴニョンはギテの不正を追っていたが、逆に検事の職を追われていた。そのゴニョンが合同捜査本部の特任顧問として戻ってきたことで、2人の対立が再燃する。ギテが抱える問題は外の敵だけではない。ウ・ドファン演じる実弟で保安司令部の中佐ペク・ギヒョンとも、チャ・ヒ演じる違法な麻薬事業の総括役ペク・ソヨンとも関係に亀裂が入り、ギテは追い詰められていく。
演出は、映画『インサイダーズ』『南山の部長たち』を手がけたウ・ミンホ監督。国民日報は、実際の現代史にフィクションを交えた物語を映画のような手法で描いた点を評価した。時代を再現した空間、緻密に組まれたドラマ、多彩なキャラクター造形も見どころに挙げ、完成度の高い作品と位置づけている。キャストにはヒョンビン、チョン・ウソンのほか、チョ・ヨジョン、チョン・ソンイル、ソ・ウンスらが名を連ねる。
シーズン1とシーズン2では、物語の組み立て方が大きく違う。シーズン1は、回ごとに中心人物が替わる独立したエピソードを積み重ねて、全体の物語を形づくった。一方のシーズン2は、ひとつの流れに沿って密度の高いドラマを展開する。登場人物がそれぞれの欲望や信念に従って選択し行動する心理が細かく描かれ、俳優陣の演技のアンサンブルも高く評価されている。
両シーズンのつながりを意識した演出もある。韓国の芸能メディア、ビズエンターは9月22日、シーズン2がシーズン1と対になる「デカルコマニー(合わせ鏡)構造」を採っていると伝えた。ペク・ギテが部下に「恥を知る心」を説く場面や、チャン・ゴニョンとペク・ギヒョンがクッパを前に焼酎を酌み交わす場面は、シーズン1を思い起こさせる。ウ・ミンホ監督は「シーズン1を自然に思い出しながらも、違う雰囲気で演出すれば面白くなると考えた」と話している。
同じ報道では、広がった家族のドラマについて出演者も語っている。ヒョンビンは、家族の一人であるペク・ソヨンの変化について「申し訳なさと、やるせなさを感じた」と語った。ウ・ドファンは「甥まで守らなければならないペク・ギヒョンの選択に注目してほしい」と呼びかけ、兄弟の葛藤が頂点に達することを示唆した。
2人が最大の名場面として挙げたのは、最終回のエンディングだ。ヒョンビンは「台詞のないまま、追いかけ追われる状況だけで緊張感を積み上げていく」と説明し、ウ・ドファンは「最も衝撃的な場面になるだろう」と予告していた。兄弟の長い物語は、言葉ではなく動きだけで見せるシークエンスで締めくくられることになる。
ヒョンビンにとって、ペク・ギテは大きな転機となった役だ。国民日報によると、強烈な悪役を演じたヒョンビンは、この作品で百想芸術大賞のテレビ部門男性最優秀演技賞を受けた。こちらのデータベースでは、第62回の同賞での受賞となっている。ベトナムのティエンフォン紙は、ヒョンビンがこの役のために13〜14キロ増量し、周囲を威圧する存在感をつくり上げたと報じた。同紙は、妻で俳優のソン・イェジンも夫の演技と外見を称賛したと伝えている。
作品そのものの実績も大きい。国民日報によれば、シーズン1は昨年、Disney+の韓国コンテンツの中で世界の視聴数1位を記録した。ティエンフォン紙は、シーズン1が韓国のDisney+で17日連続1位になったと伝えている。また米バラエティ誌の報道として、2シーズンの制作費が700億ウォンにのぼるとも紹介した。
完結直前の時期には、ヒョンビンと妻ソン・イェジンの主演作が同時に並んだことも話題になった。ソン・イェジンは9月18日に配信が始まったNetflixシリーズ『スキャンダル』で、愛と欲望に揺れる朝鮮時代の女性を演じている。韓国のYTNは19日、週末に見たいOTT作品としてこの2作を取り上げ、夫婦の「対決」と紹介した。グッドデータコーポレーションが9月15日に発表した9月第2週のドラマ出演者の話題性ランキング「FUNdex」でも、ヒョンビンはソン・イェジンとともに上位10人に入った。
9年後の世界へ舞台を移し、兄弟や家族の関係まで深く描いたシーズン2は、ペク・ギテとチャン・ゴニョンの因縁に決着をつける章となった。全6話がそろった今、シーズン1から続けて見れば、2つのシーズンに重ねられた場面の対比もより楽しめるはずだ。
原文:폭주하는 현빈, 막아선 정우성… ‘메이드 인 코리아2’






