IU、ピョン・ウソクの撮影現場に差し入れの車 「一緒にレベルアップしよう」
写真: ピョン・ウソク — Byeon Woo-seok / Public domain歌手で俳優のIUが、Netflixシリーズ「俺だけレベルアップな件」の撮影現場に差し入れの車を送り、主演のピョン・ウソクを応援した。1日、あるフードトラック業者のSNSにその写真が掲載され、IUがピョン・ウソクを応援するために「ワールドスターセット」を注文したことが明らかになった。韓国の芸能界では、俳優や歌手が親しい仲間の撮影現場にコーヒーやスナックを積んだ車を送る「差し入れ車」の文化が定着しており、今回もその流れに沿ったものだ。
注目を集めたのは、差し入れ車に掲げられた文句だ。「ピョン・ウソク 優雅さレベル 修士」「ソン・ジヌ 真剣に優雅」「一緒にちょっとレベルアップしよう… とにかく『俺レベ』チーム ファイティン」といった言葉が並んだ。韓国では名前の各文字を頭に置いて文章を作る「n行詩」という言葉遊びがあり、IUは差し入れの際にこの遊びを使うことで知られている。今回のメッセージにも作品名や役名を織り込んだ言葉遊びが盛り込まれ、ネットユーザーからは「IUはn行詩をするのが好きなようだ。コーヒー車を送るのを見るたびに、n行詩をセンス良く作る」といった反応が寄せられた。

そのほかにも「『大君夫人』チームはやはり和やかだ。私はまだ愛している。『俺レベ』もうまくいってください」「未公開写真をくれたのは本当にセンス抜群」「ソン・ジヌがどれだけ優雅なのか見当もつかない」といった声が上がった。差し入れ車には未公開写真も添えられていたとみられる反応が並び、共演を終えた後も続く二人の関係性が話題となった形だ。
IUとピョン・ウソクが「大君夫人チーム」と呼ばれているのは、今年5月に終映したMBCのドラマ「21世紀の大君夫人」で共演したためだ。この作品は、立憲君主制が続く21世紀の韓国を舞台に、すべてを手にした財閥でありながら身分は平民にすぎないことにいらだつ女性と、王の息子でありながら何も持つことができず悲しみを抱える男性が、運命を切り開き身分を打ち破っていくロマンスを描いた。巨大財閥の次女ソン・ヒジュは婚外子という出自に悩み、結婚によって身分を得ようと国王の次男・イアン大君に近づく。一方の大君は幼い国王を支えながら、大妃ユン・イランの監視と政略結婚の圧力を受けているという設定だ。
同作はMBC TVで2026年4月10日に放送を開始し、5月16日まで全12話が届けられた。Disney+のブランド「スター」でも配信されている。演出は「キム秘書はいったい、なぜ?」「還魂」のパク・ジュンファ、脚本はMBCの公募で優秀賞を受けたユ・アインが担当した。IUとピョン・ウソクにとっては「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」以来の共演となり、共演者にはコン・スンヨン、スティーブ・サンヒョン・ノらが名を連ねた。放送中はいくつかの雑音に巻き込まれたものの、最高視聴率13.8%(ニールセンコリア、全国基準)を記録し、今年のMBC金土ドラマの視聴率1位に立った。歴代のMBC金土ドラマでも視聴率3位に入っている。
作品終了後も、二人の組み合わせへの支持は続いている。8月27日には、韓国のコリアドラマアワードの1次ファン投票で、ピョン・ウソクが人気カップル賞、ホットスター賞、グローバルスター賞、OST賞の4部門すべてで首位に立ったことが伝えられた。人気カップル賞は「21世紀の大君夫人」で共演したIUとのペアとして1位を獲得したもので、2位にはロモンとキム・ヘユンが入った。IUは女性ホットスター賞でも1位を記録し、2位はキム・ヘユンだった。男性ホットスター賞ではピョン・ウソクが1位、パク・ジフンが2位。グローバルスター賞はピョン・ウソクが1位、チャ・ウヌが2位となった。OST賞ではピョン・ウソクが歌った「平行線」が1位に立ち、チャン・ミンホの「ハナマン ハナマン」が続いた。
ただし、これはあくまで1次投票の結果であり、最終的な受賞が確定したわけではない。人気賞は1次の結果を40%、2次の結果を60%として合算し、最終的な勝者が決まる仕組みで、2次投票は8月27日から9月21日まで行われる。授賞式は10月10日に慶南文化芸術会館の大公演場で開かれる。1次で4部門を先取りしたことは good なスタートだが、2次で順位が入れ替わる余地も残されており、一人に複数部門の票が集中しているだけに、ファンダムが4部門の首位を同時に守り切れるかが焦点となる。
IUは今年、コンサートやアルバムの発売を準備していたが、耳管開放症の悪化により延期した。その埋め合わせとなるコンサート映画の再公開が控えている。「IU CONCERT : The Golden Hour」が9日、「IU CONCERT : The Winning」が16日にCGVで公開される。デビュー18周年を記念したコンサート実況映画2本の再公開で、公演中止の残念さを慰める形だ。公式ファンクラブの募集も行われ、IUは「9期のみなさんと会う日を待っている」とコメントしていた。
一方のピョン・ウソクは、Netflixの「ユ・ジェソク キャンプ」を公開したのに続き、次回作となるNetflix「俺だけレベルアップな件」を撮影中だ。差し入れ車のメッセージに出てきた「ソン・ジヌ」は、この作品でピョン・ウソクが演じる役名にあたる。作品活動と並行してファンとの直接的な交流にも力を入れており、7月にソウルで始めたアジアファンミーティングツアー「2026 BYEON WOO SEOK ASIA FANMEETING TOUR〈The Secret Library〉」で各国のファンと順次会っている。8月19日には、グローバルファンダムプラットフォーム「UPICK」が実施した「ハイティーン青春俳優」投票で、ホ・ナムジュン、パク・ジフン、チェ・ヒョンウク、ソン・ガン、ファン・イニョプ、ナム・ジュヒョク、チャ・ウミン、キム・ヘユンらとの競争の末に1位となった。同じプラットフォームの「時代劇の匠俳優」投票ではホ・ナムジュンに1位を譲っていたが、今回は再び首位に立った形で、1位の特典としてソウル・弘大のスカーレットビル屋外電光掲示板の広告が用意された。
8月19日には自身のSNSに絵文字とともに複数の写真を投稿し、夏らしいバカンスルックも披露している。ホワイトトーンのモダンな空間を背景に、ベージュとネイビーのストライプ柄ロングスリーブ・ポロシャツにワイドフィットのダークデニムパンツを合わせ、ポケットにはペイズリー柄のスカーフをのぞかせた。レザートリミングの大型キャンバストートバッグも目を引き、ファンからは「ピョン・ウソクの彼氏ルックの定石」「今年の夏のバカンスルックはこれだ」といった反応が寄せられた。ドラマ終映後もこうした発信や投票結果が続き、今回の差し入れ車もその延長線上でファンの関心を集めている。日本の読者にとっては、「21世紀の大君夫人」がDisney+の「スター」で配信されているほか、IUのコンサート映画やピョン・ウソクの新作Netflixシリーズなど、二人の動向を追う手がかりが複数用意されている状況だ。






