写真: ピョン・ウソク — K-POPIT 케이팝잇 / CC BY 3.021世紀の大君夫人
| 原題 | 21세기 대군부인 |
|---|---|
| 放送局 | MBC TV |
| 放送期間 | 2026-04-10 〜 2026-05-16 |
| 話数 | 全12話 |
| 出演 | IU, コン・スンヨン, ピョン・ウソク, スティーブ・サンヒョン・ノ |
この作品について
立憲君主制が続く21世紀の韓国が舞台。巨大財閥の次女ソン・ヒジュは婚外子という出自に悩み、結婚によって身分を得ようと国王の次男・イアン大君に近づく。大君は幼い国王を支える一方、大妃ユン・イランの監視と政略結婚の圧力を受けている。
MBC TVで2026年4月10日に始まり、Disney+のブランド「スター」でも配信される全12話。演出は『キム秘書はいったい、なぜ?』『還魂』のパク・ジュンファ、脚本はMBCの公募で優秀賞を受けたユ・アイン。IUとピョン・ウソクは『麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』以来の共演となる。
立憲君主制が続く21世紀の韓国という架空の設定で描かれるロマンティックコメディ。主人公のソン・ヒジュは、キャッスルグループ創業者の娘であり、化粧品会社キャッスルビューティーのCEOを務めている。手がけた事業を一度も失敗させたことがないという実績を持ちながら、平民出身の婚外子という生まれが結婚市場での排除につながり、社会的な壁にぶつかってきた。身分より実力を重んじる彼女は、有利な結婚によって自らの立場を確保しようと考え、王室の宴で出会ったイアン大君に契約結婚を持ちかける。一方のイアン大君は、亡くなった兄イファン王の弟であり、8歳の甥イユン王の摂政を務める人物。父ヒジョン王が彼の政治的影響力を抑えるために称号を何度も変えたことから、かつての負けん気の強さを表に出さなくなった。兄の死後に権力の座へ上ったことで、世間からは歴史上の首陽大君になぞらえられている。ヒジュとの結婚は王室からも、そして首相ミン・ジョンウや世論からも激しい反発を受け、二人は宮中の厳しいしきたりやヒジュに向けられる身の危険に直面していく。取引として始まった関係は、身分の壁を壊し互いを守ろうとする過程で本物の感情へと変わっていく。
ヒジュを演じるのはIU。幼少期のヒジュ役はパク・ソウンが務める。IUは2025年3月にNetflixで配信された「おつかれさま」にも出演している。イアン大君役はピョン・ウソクで、幼少期はイ・スホが演じる。首相ミン・ジョンウ役はスティーブ・サンヒョン・ノ(ノ・サンヒョン)。ミン家は複数の首相を輩出した名門で、ジョンウ自身も高級車やスニーカーの収集を趣味とし、在来市場で料理をするなど独特の一面を持つ人物として描かれる。体制派と改革派の間で立場を変えてきたことから「渡り鳥」と呼ばれ、旧友であるイアンとの関係もヒジュの存在によって揺らいでいく。スティーブ・サンヒョン・ノは2025年10月にNetflixで配信が始まった「全てが叶うだろう」にも出ている。大妃ユン・イラン役はコン・スンヨン。イファン王の妃で現王イユンの母、4人の王妃を輩出したユン家の出身であり、王室の女性としてふるまうよう教育されてきた人物だ。コン・スンヨンは2025年4月配信のNetflix「悪縁」にも出演している。
脇を固める顔ぶれも幅広い。イアン大君の私邸には側近チェ・ヒョン役のユ・スビン、私邸に送り込まれたスパイ、イ・アルム役のチェ・ジスらがいる。キャッスルビューティー側ではヒジュの秘書室長ト・ヘジョン役のイ・ヨンなど。キャッスルグループ会長でヒジュの父ソン・ヨングク役にチョ・スンユン、兄ソン・テジュ役にイ・ジェウォンが並ぶ。王宮側では現王イユンをキム・ウノが演じ、ユン家の当主で大妃の父ユン・ソンウォン役にチョ・ジェユン。故イファン王役のソン・ジュン、ヒジョン王役のソン・ジュノは特別出演となる。
演出はパク・ジュンファとペ・ヒヨン。パク・ジュンファは「キム秘書はいったい、なぜ?」「還魂」を手がけた演出家だ。脚本はMBCの公募で優秀賞を受けたユ・ジウォン。制作はMBCとカカオエンターテインメントが担当し、2025年5月から韓国各地で撮影が行われた。
放送はMBC TVで、2026年4月10日から5月16日まで、毎週金曜・土曜の21時40分(韓国時間)に全12話が届けられた。日本を含む配信はDisney+のブランド「スター」で行われている。韓国での最高視聴率は全国基準13.8%を記録し、Disney+では視聴時間4,300万時間を超えて同サービスの韓国ドラマとして世界で最も見られた作品となった。批評面では映像や美術への評価と、脚本・人物描写・主演二人の演技への批判が分かれた。また作中の王室儀礼や衣装をめぐって歴史考証上の問題が韓国国内で議論を呼び、国会への請願が5万人の署名を超えたことを受けて、制作陣が謝罪し放送分とDisney+配信分の内容を修正、Blu-rayの発売も中止となった。
日本の視聴者にとっては、IUとピョン・ウソクが「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」以来の共演となる点が大きな手がかりになるだろう。全12話と近年の韓国ドラマとしては短めで、金曜・土曜の2話ずつという編成のため、まとめて追いやすい構成になっている。放送終了後の2026年8月には、コリアドラマアワードの1次ファン投票でピョン・ウソクとIUのペアが人気カップル賞の1位に立つなど、放送から時間が経ってからも話題が続いている。








