写真: ヨム・ジョンア — 뉴스인스타 / CC BY 3.0初、恋のために
| 原題 | 첫, 사랑을 위하여 |
|---|---|
| 放送局 | tvN |
| 放送期間 | 2025-08-05 〜 2025-09-09 |
| 話数 | 全12話 |
| 出演 | パク・ヘジュン, ヨム・ジョンア, チェ・ユンジ, キム・ミンギュ |
この作品について
建設現場を仕切る現場所長のイ・ジアンと、国際的な建築賞に輝いた建築設計士のリュ・ジョンソク。かつて初恋同士だった二人が再会し、医大生の娘や花き農園を営む息子を含めた家族それぞれの人生が動き出す。海辺のチョンヘ村を舞台に、思いがけず訪れた人生の第二幕が描かれる。
tvNの月火ドラマとして2025年8月5日にスタートした全12話。ヨム・ジョンアとパク・ヘジュンが大人の恋を、チェ・ユンジとキム・ミンギュが若い世代を演じる。『海街チャチャチャ』『ハイバイ、ママ!』のユ・ジェウォン監督が手がけ、tvNの新作としては初めてWavveでも同時配信された点も注目される。
『初、恋のために』(原題『첫, 사랑을 위하여』)は、海辺のチョンヘ村を舞台に、ふた組のシングルペアレントとその子どもたちの人生が交差していく家族ロマンスである。主人公のイ・ジアンは、建設現場を束ねる現場所長。堂々とした振る舞いで工事現場を仕切りながら、娘のイ・ヒョリをひとりで育ててきた。その初恋の相手が、国際的な建築賞を受けた建築設計士のリュ・ジョンソクである。彼もまた息子を持つシングルファーザーで、冷たく見える外面とは裏腹に、ジアンの前ではまるで無防備になってしまう。そして子ども世代でも物語が動く。将来を嘱望された医大3年生だったヒョリは、脳腫瘍と診断されたことで思い描いていた進路から外れ、先の見えない時間の中に投げ出される。一方、6年にわたって花き農園を営んできたボヒョンは、静かな村でヒョリと出会う。二人の偶然の出会いが新しい感情を呼び、ふた組の家族は思いがけないかたちで近づいていく。
イ・ジアンを演じるのはヨム・ジョンア、リュ・ジョンソクを演じるのはパク・ヘジュン。若い頃のジアンをウォン・ユジン、若い頃のジョンソクをチャン・ドクスが演じ、過去の時間も描かれる。娘のイ・ヒョリ役はチェ・ユンジ、息子のリュ・ボヒョン役はキム・ミンギュが務める。脇を固める顔ぶれも厚く、ジアンの親友で建設現場の食堂を切り盛りし「キムシェフ」と呼ばれる料理上手のキム・ソニョン役にキム・ソニョン、サーフクラブを営む村の自由人ユン・テオ役にヤン・ギョンウォンが入る。村の住人としては、謎めいた人物チョン・ムニ役のキム・ミギョン、「ミミ商店」の主人でチョン・ハクマルスンという本名を持つミミばあさん役のカン・エシム、村長で稲作農家のコ里長役のチョン・ヨンジュ、その夫役のパク・スヨンらが並ぶ。ほかにファン班長役のチョン・マンシク、ジアンの母ファン・ヒョンスン役のソ・ヨンヒが特別出演している。パク・ヘジュンはNetflix『おつかれさま』(2025年3月7日)やJTBC『誰だって無価値な自分と闘っている』(2026年4月18日)にも出演。ヨム・ジョンアは2026年8月、パク・ウンビンと母娘を演じる映画「南ウンジョン」(原題)への出演が発表されている。
演出は『海街チャチャチャ』『ハイバイ、ママ!』のユ・ジェウォン監督。脚本は、2017年のSBS文化財団シナリオコンテストで「Bolbbalgan Menopause」により優秀賞を受けたヤン・ヒスンが担当し、2025年3月からはソン・ウジンというペンネームでクレジットされている。企画・制作はスタジオドラゴンとShowrunner。企画が動き出した2024年8月時点の仮題は「First, For Love」だった。キャスティングは2024年11月のヨム・ジョンア、12月のパク・ヘジュンと進み、2025年3月に主要4人が正式発表。台本読み合わせは同年3月17日に行われ、5月には8月編成であることと助演陣が公表された。
放送はtvNの月火ドラマ枠で、2025年8月5日にスタートし9月9日に終了、全12話。韓国での放送時間は毎週月・火の20時50分(KST)である。放送に先立つ7月31日、動画配信サービスWavveが同時配信を発表した。tvNの新作ドラマがWavveで同時に配信されるのはこれが初めてで、韓国の配信勢力図という点でも話題になった。海外ではシンガポールやフィリピンなど一部地域のViuで配信されている。
日本の読者にとって押さえておきたいのは、tvNの月火枠が同局の主力編成のひとつであり、そこに全12話という比較的コンパクトな尺で置かれた作品だという点だ。演出のユ・ジェウォン監督は『海街チャチャチャ』で海辺の村を舞台にした群像劇を手がけており、チョンヘ村という舞台設定はその流れの上で受け取られやすい。大人世代の再会と子ども世代の出会いを並走させる構成のため、ヨム・ジョンアとパク・ヘジュンの芝居と、チェ・ユンジとキム・ミンギュの若い二人の物語、その両方を追う楽しみがある。








