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『フォーハンズ』第3話、ソン・ガンとイ・ジュニョンの友情が崩れる

イ・ジュニョン写真: イ・ジュニョン — Marie Claire Korea / CC BY 3.0
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tvNの土日ドラマ『フォーハンズ』第3話が9月5日に放送され、ソン・ガンが演じるカン・ビオとイ・ジュニョンが演じるチェ・ジョンヨの関係に決定的な亀裂が入る展開が描かれた。二人は連弾の舞台を成功させながら、その直後に友情を壊し、学校のサッカー場でつかみ合いの喧嘩にまで至る。息の合った演奏を見せていた17歳のピアニスト二人が、なぜ拳を交えるところまで追い込まれたのか。放送を前にtvNが公開したスチールカットと、放送後の各社の報道から、その経緯を追う。

まず、この日の放送で描かれた出来事を順に整理する。カン・ビオはチェ・ジョンヨに対し、校内の舞台ではなく名門の「ノブリスコンサート」のオーディションに一緒に挑戦しようと頼み込む。ノブリスコンサートは、常に自分を無視し、けなしてばかりだった祖父カン・スンウン(チョン・ジニョン)にピアニストとしての実力を認めてもらうための、カン・ビオにとって必死のもがきだった。二人は同年代の友人同士のように鍵盤の上で笑い合い、ふざけ合いながら猛練習を重ね、オーディション合格の通知を受け取る。喜びを抱えて家に駆け込んだカン・ビオは祖父に合格を伝えるが、返ってきたのは「今忙しいのが見えないのか。すぐに出ていけ」という冷たい怒声だけだった。

ソン・ガン
写真: ソン・ガン — TenAsia / CC BY 4.0

期待していた祖父の冷遇に深く傷ついたカン・ビオは、公演当日、極度に神経を尖らせ、チェ・ジョンヨにまで冷淡な態度を取る。さらに悪いことに、華やかなコンサートホールに足を踏み入れたチェ・ジョンヨは、過去に母を悲劇的な形で失ったトラウマが発作を起こし、深刻なパニック障害の症状を見せる。強い不安に襲われたチェ・ジョンヨは舞台に上がるなり悲鳴を上げるように逃げ出し、バックステージの隅で吐き気に襲われる。客席に座る祖父の鋭い視線を意識して焦ったカン・ビオは「うまくやっていたのに、どうしてまたこうなるんだ」と厳しく問い詰めた。

しかし、息を切らしながら母を呼ぶチェ・ジョンヨの姿にカン・ビオの心も崩れる。カン・ビオはチェ・ジョンヨの視界を完全に覆うアイマスクをかぶせ、「何も見るな。僕が出すピアノの音だけ聞け」と言って固く手を握り、舞台へと導いた。カン・ビオが場内を静めてから始まった二人の連弾は、前が見えない暗闇の中でチェ・ジョンヨがカン・ビオの打鍵の音だけに全神経を集中させ、二対の手がまるで一人の呼吸のような完璧なハーモニーを作り出すものだった。演奏が終わると客席からは総立ちの拍手と歓声が湧き起こり、カン・ビオはアイマスクを外したチェ・ジョンヨの震える手を強く握って感動を分かち合った。

楽屋を訪れた祖父カン・スンウンも、生まれて初めてカン・ビオに向かって「今日はなかなか見られるものだった。次も舞台に立つことがあれば呼びなさい」という珍しい褒め言葉をかけた。だが楽屋の扉を出たカン・スンウンは、すぐに秘書に対して「チェ・ジョンヨという子をもう一度きちんと見なければならない。すぐにシンフォニー練習室へ連れてこい」と告げ、孫ではなくチェ・ジョンヨの才能に目をつけていた。

破局の引き金を引いたのは、カン・ビオの母カン・ジヘ(ユン・セア)の登場だった。カン・ジヘは演奏を聴くやいなや、チェ・ジョンヨが幼い頃のコンクールで息子カン・ビオを押しのけて1位を手にした、あの「化け物のような天才」だと一目で見抜く。強い劣等感と危機意識にとらわれたカン・ジヘは、息子の努力を褒めるどころか「今日の舞台の本当の主人公はあなたじゃなくてチェ・ジョンヨだった。あなたは昔のあの時と同じように、また馬鹿みたいに1位の座を奪われたのよ」と鋭い言葉を突き刺した。

母の言葉はカン・ビオの心に毒を広げていく。一夜にして態度を変えたカン・ビオはチェ・ジョンヨを冷たく避け始め、次のデュエット演奏を提案するチェ・ジョンヨを一言で断る。理由も分からないまま傷ついたチェ・ジョンヨは「そんなふうに言われたら悲しすぎるだろ。他の誰でもない『お前』だから一緒にやりたいんだ」と引き止めたが、カン・ビオは最後まで冷ややかな眼差しで背を向けた。二人の対立は学校のサッカー場にまで持ち込まれる。公開されたスチールカットの中の二人は、和やかだった空気を消し去り、激しく組み合っている。チェ・ジョンヨがカン・ビオを地面に押し倒して拳を振るい、カン・ビオも冷たい眼差しで応戦する。止めに入ろうと集まってくる友人たちの間で、笑みひとつない張り詰めた二人の表情は、この取っ組み合いが単なる試合の勝負欲によるものではないことを予感させる。ピアノの前で旋律を分かち合いながら近づいた17歳の二人の間に、どんな感情が積み重なって爆発したのか。

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作品の情報も整理しておきたい。『フォーハンズ』は音楽の天才だけが集まる芸術高校で出会った若者たちの友情と愛、競争と成長を描く作品で、tvNの土日ドラマ枠で8月29日に初回放送を迎えた。ソン・ガンが完璧主義のピアノの天才カン・ビオを、イ・ジュニョンがピアノから目を背けていたが再び向き合うことになるチェ・ジョンヨを演じる。初回では、かつて神童として期待を集めたチェ・ジョンヨが、なぜ鍵盤の前を離れて生計を立てる側に回らざるを得なかったのか、その経緯が描かれた。脚本はシン・イウォン、演出はパク・ヒョンソクが担当し、スタジオドラゴン、スタジオN、ナムアクターズが制作に名を連ねる。放送局は韓国のケーブル局tvNで、韓国では地上波の週末劇と並んでこの土日枠が話題作を送り出してきた。

二人のキャラクターの対比は、放送前の8月17日に公開された演奏会パンフレットのビジュアルでも明確に示されていた。「皆さんを美しい旋律の世界へご招待します」という文言とともに、それぞれのやり方で演奏に深く没入する二人の姿が収められたものだ。「完璧な演奏の定石」を追求するカン・ビオは、楽譜と指揮者を細かく見つめ、ディテールをひとつも逃すまいとする完璧主義のエリートピアニストの側面を見せる。一方、「本能的な演奏で耳をつかむピアニスト」であるチェ・ジョンヨは、音楽そのものに身を委ね、旋律に浸る表情で自由で荒々しい天才的な感覚をあらわにする。ハッシュタグも「#完璧主義 #正確な演奏」(カン・ビオ)と「#自由さ #荒々しい魅力」(チェ・ジョンヨ)で対比されていた。

二人の俳優にとって、この作品は「軍白期(クンベッキ)」を挟んでちょうど反対の位置にある。ソン・ガンには除隊後の復帰作であり、イ・ジュニョンには入隊前の最後の作品だ。8月25日にオンラインで行われた制作発表会には、パク・ヒョンソク監督とソン・ガン、イ・ジュニョン、チャン・ギュリが出席したが、行事はイ・ジュニョンの入隊前に事前収録する形で進められた。ソン・ガンは軍服務を終えて久しぶりに現場へ戻った当時を振り返り「久しぶりの台本読み合わせだったので、手が震えるほど緊張した」と打ち明けている。緊張をほぐしてくれたのは相手役のイ・ジュニョンだった。ソン・ガンは「イ・ジュニョンが僕の演技をうまく受けてくれて安定感が生まれ、楽に撮影できた」と語った。ピアノ演奏とキャラクターの感情を同時に表現する過程は容易ではなかったとしつつ、パク・ヒョンソク監督と絶えず意思疎通しながらカン・ビオを完成させていったという。

イ・ジュニョンは作品への覚悟を問われ「自分のすべてを懸けたと言える」と自信を見せた。入隊を控えた心境については持ち前の明るさで「今ごろ僕は一生懸命訓練を受けているでしょうね」と語り、「涙が出てもよさそうなのに出ないんです。ため息が増えるだけ」と冗談めかした。イ・ジュニョンは7月21日に陸軍の現役として入隊し、現在服務中だ。ソン・ガンは『フォーハンズ』に臨むための準備として、ピアノと体づくりの二つを挙げている。8月25日に公開されたYouTubeチャンネル「TEO テオ」のウェブバラエティ「サロンドリップ」で、「除隊前の最後の休暇のときに、ずっとピアノのレッスンに通っていた」と振り返り、兵役中に80キロまで増えた体重を69キロまで落としたことも明かした。ソン・ガンはこの後、キム・ソヒョンとの5年ぶりの共演となるMBCの金土ドラマ『白いスキャンダル』(原題:하얀 스캔들)にも主演することが決まっている。

完璧な連弾を作り上げたその日のうちに友情が壊れ、次の週にはサッカー場で拳を交える——第3話が突きつけたのは、才能をめぐる親の欲望と、そこから芽生える劣等感が、17歳の二人の関係をどこまで壊しうるのかという問いだ。祖父カン・スンウンがチェ・ジョンヨを練習室に呼ぼうとしていること、母カン・ジヘがチェ・ジョンヨの正体に気づいたこと。二人を取り巻く大人たちの思惑が、これから二人の関係にどう作用していくのか。ピアノの前で分かち合った旋律を、二人が再び取り戻せるのかどうかに注目が集まる。

この記事に出てくる作品

  1. フォーハンズtvN ・ 2026-08
  2. スキャンダルNetflix ・ 2026-01

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