ハン・ソヒ、チェ・ミンシクに付けたあだ名は「ミンチョギ」
写真: チェ・ミンシク — che (Please credit as "Petr Novák, Wikipedia" in case you us / CC BY-SA 3.0俳優のハン・ソヒが、共演者のチェ・ミンシクに付けるとしたらどんなあだ名かと問われ、「ミンチョギ」と答えた。9月9日にYouTubeチャンネル「GQコリア」で公開された動画でのやり取りで、OSENのチェ・ジヨン記者が9月11日午前0時31分付でその中身を伝えている。動画のタイトルは「『インターン』チェ・ミンシク、ダイエット中にカップ麺を食べていてハン・ソヒに見つかった話」というもので、9月16日公開の映画『インターン』で初めて組んだ二人が、撮影現場での出来事を振り返る内容になっている。
あだ名の話が出たのは、動画の後半だった。互いに付けたい呼び名はあるかと聞かれたハン・ソヒは「言ったら怒られそうなんですけど」とためらった。これに対しチェ・ミンシクが「大丈夫だから言いなさい」と促し、ハン・ソヒが口にしたのが「ミンチョギ」だった。彼女は「言うことを聞かないという意味ではなく、子どものような純粋さがあるという意味」だと説明を添えている。ただ、言われた本人は納得しなかったようで、チェ・ミンシクは「私が何歳だと思って、クムチョギなんて言われなきゃいけないんだ」とこぼし、その場に笑いが起きた。韓国で「クムチョギ」は幼い子どもを指して使われる言い方で、大ベテランの俳優に向けるには不釣り合いな響きがある。ハン・ソヒが最初に口ごもった理由も、そのあたりにあったとみられる呼び方だ。

このやり取りの前段では、制作陣がハン・ソヒに、チェ・ミンシクを「温かくて慈愛深くて、かわいらしさまである先輩」と表現していた点について尋ねている。ハン・ソヒは「まず現場にいつも面白いエピソードを一つずつ持ってきてくださる」と答え、「すごく楽しそうにそのエピソードを話される、その姿がかわいさのポイントだったと思う」と語った。続けて彼女が明かしたのが、動画のタイトルにもなったカップ麺の一件である。「『インターン』を撮影しながら、本当にたくさんダイエットをされていた。セットが全州だったのですが、一人でカップ麺を買って宿舎に帰るところを誰かが目撃したんです」。ハン・ソヒが「ダイエットの問題が少しあった。そういう瞬間がかわいくないですか」と返すと、チェ・ミンシクは「カップ麺は真理だ」ととぼけてみせ、笑いを誘った。
二人が並んでカメラの前に立っているのは、9月16日に韓国で公開される映画『インターン』の宣伝のためだ。作品は、ローンチから3年でファッション業界のダークホースに躍り出た企業「ウトゥトゥ(WOO22)」を舞台にしている。CEOのソンウ(ハン・ソヒ)の会社に、経歴37年というシルバーインターンのキホ(チェ・ミンシク)が入社し、世代も職級も飛び越えたオフィスライフが始まる。共演には経営支援チーム長ミナ役のリュ・ヘヨン、副代表ヨンファン役のキム・ジュンハンらが名を連ねる。監督は『もしも私たちが』のキム・ドヨン。上映時間は132分だ。
原作は2015年のハリウッド映画で、ナンシー・マイヤーズ監督が手がけ、ロバート・デ・ニーロが70歳のシニアインターンのベン・ウィテカーを、アン・ハサウェイがオンラインファッション企業を率いるCEOのジュールス・オースティンを演じた。製作費3500万ドルに対し、全世界で約1億9476万ドル(韓国ウォンで約2700億ウォン)を稼いだヒット作で、韓国国内でも361万人あまりを動員している。韓国版はチェ・ミンシクがデ・ニーロの役を、ハン・ソヒがハサウェイの役を引き継ぐかたちだ。
公開直前の反応は上々だ。9月2日午後の映画振興委員会の集計で、『インターン』は予売率8%、予売枚数4万4千枚で全体2位につけた。首位の『オデッセイ』(55.4%、30万枚)とは差があるものの、同時期の競合作『暗殺者(たち)』(7.9%、4万3千枚)をわずかに上回り、秋夕(チュソク)連休を狙う作品の中では最上位に立った。『暗殺者(たち)』は9月23日公開で、秋夕商戦での直接対決が見込まれる。公開前に出た1次・2次予告編は合計で再生回数2000万回を超え、9月4日にはマスコミ・配給試写会が行われた。
二人は9月7日と8日、ソウル・三清洞のカフェで中央日報のインタビューにも応じている。チェ・ミンシクは「今、営業しているんです」と冗談めかしながら、良い作品で新しい役を演じたいという意欲を繰り返し口にした。ハン・ソヒは「自分さえしっかりやればいいと思っていたのに、ああすればよかった、こうすればよかったという心残りが残る」と語っている。役作りについて、チェ・ミンシクは「水になろうと努力した」、ハン・ソヒは「どう染み込むかを悩んだ」と、それぞれ表現した。
同インタビューでは、劇中の名場面をめぐる裏話も明かされている。夫の不倫と同僚の裏切りに涙するソンウに、キホが「しっかりしろ」とタメ口で叱咤する場面について、チェ・ミンシクは「このシーンを撮るとき、監督にだけ事前に言っておいて、ハン・ソヒには知らせずにタメ口で始めた」と語った。ハン・ソヒは「本来の台本では『私が父親なら…』というセリフが先に来てから助言が始まるのに、チェ・ミンシク先輩が順番を変えたので驚いたし、まるで自分に向けられた助言のように聞こえて励まされた」と振り返っている。
ハン・ソヒはここ最近、作品の宣伝以外でも露出が続いている。9月2日にはソウル・江南区のCOEXで開かれた国際アートフェア「フリーズ・ソウル2026」に登場し、7日には龍山区漢南洞で開かれたハイジュエリーメゾン「ブシュロン」のイベントに出席。8日には自身のSNSに金髪へイメージチェンジした写真を投稿し、脱色後の髪の管理という話題まで含めて注目を集めた。チェ・ミンシクの方は、8月30日公開のYouTube動画で、白髪を染めずにいる理由として染毛剤アレルギーがあることを明かしている。作品の都合で染色が必要な場合は「薬を飲まなければならない。そうしないと顔が二倍になる」と語っていた。
チェ・ミンシクにとって『インターン』は、これまで多く演じてきた重厚な役柄とは毛色の違う挑戦になる。直近では、Netflixで2026年6月26日に配信が始まった全6話の『最後列からの声』(原題・맨 끝줄 소년)でホ・ムノを演じた。キム・ユンジン、ホ・ジュノ、チン・ギョン、チェ・ヒョヌクらが出演し、脚本はチャン・ミョンウ、演出はキム・ギュテが手がけたスリラーで、主要人物の現在と少年時代が交錯していく構成だった。その次の一手がオフィスコメディの主演というわけだ。中央日報は、この作品が二人にとって転換点になり得る一本だと位置づけている。カップ麺やあだ名をめぐる軽いやり取りも、二人が世代を越えて距離を詰めていった撮影現場の空気を伝えるものと言えそうだ。






