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秋夕前のOTT新作対決 ソン・イェジンとヒョンビン夫妻が主演作で並ぶ

ソン・イェジン写真: ソン・イェジン — Kevin Paul / CC BY 4.0
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韓国の秋夕(チュソク)連休を前に、俳優のソン・イェジンとヒョンビンの夫妻が、それぞれの主演シリーズで同じ時期に視聴者の前に登場した。ソン・イェジンは9月18日に配信が始まったNetflixシリーズ『スキャンダル』(原題:스캔들)で、愛と欲望に揺れる朝鮮時代の女性を演じている。ヒョンビンはDisney+の『メイド・イン・コリア』シーズン2で、権力を追い求める野心家を演じる。韓国のYTNは9月19日、週末に見たいOTT作品としてこの2作を取り上げ、夫婦の「対決」として紹介した。

秋夕は、日本のお盆や正月にあたる韓国の大型連休だ。YTNは、連休を前に家で過ごす視聴者を取り込もうとするOTTシリーズの競争が熱を帯びていると伝えている。その中で、2022年に結婚し、3歳の息子を育てる夫婦が、別々の配信サービスで同じ時期に主演作を出した。妻は時代劇のロマンス、夫は現代史を背景にした権力劇と、ジャンルも役柄もはっきり分かれている。

ソン・イェジン
写真: ソン・イェジン — Outhere505 / CC BY-SA 4.0
ヒョンビン
写真: ヒョンビン — John Sears / CC BY-SA 4.0

まず『スキャンダル』について。全8話で、映画『ハッピーエンド』『銀嬌』のチョン・ジウ監督が演出を手がけ、ソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナが共演する。英題は「The Scandal」。ソン・イェジンが演じるチョ氏夫人は、優れた才能を持ちながら、女性であるという理由で夢を諦めて生きてきた人物だ。彼女は、いとこで朝鮮一の色事師として知られるチョウォン(チ・チャンウク)に危険な賭けを持ちかける。賭けの相手にされるのは、婚礼を挙げる前に夫を亡くした左議政家の嫁、ヒヨン(ナナ)だ。ひとつの「愛の賭け」から始まった関係にヒヨンが加わり、三人の感情は予想もしない方向へ流れていく。

ソン・イェジンにとっては久しぶりの時代劇だ。YTNの取材では「今はもう、私がそういう(チョ氏夫人の)感情を表現できる年齢になったのではないか」と話した。あわせて、人間の欲望がタブーとされた朝鮮時代が舞台であること、そして本当に久しぶりに時代劇に出ることにも触れている。

この作品は、2003年にペ・ヨンジュン、イ・ミスク、チョン・ドヨンが主演した映画『スキャンダル』(原題:스캔들 – 조선남녀상열지사)をシリーズとして脚色したものだ。YTNによると、映画が型破りな愛と欲望に焦点を当てていたのに対し、シリーズ版は三人の関係、とりわけチョ氏夫人とヒヨンの物語を深く描いている。ナナは原作ファンに向けて「原作を好きでいてくださるファンの方々は、新鮮さを存分に楽しんでいただき、比べながらご覧になってもいいと思います」と語った。

配信に向けたプロモーションも続いていた。9月9日にはソウル・鍾路区のJWマリオット東大門スクエアソウルで制作発表会が開かれ、チョン・ジウ監督とソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナの4人が登壇した。記者との質疑応答の最中、ナナが隣のソン・イェジンのスカートの乱れを黙って直す場面があり、その映像はオンラインコミュニティーやSNSで広まった。9月16日にはNetflixが公式SNSで出演者の画報を公開した。ソン・イェジンは裾の長さが左右で異なる白いワンピース姿で扇子を手にしており、投稿には「こんなに美しいスキャンダルなら歓迎です」という言葉が添えられた。

制作発表会の現場は、9月18日に放送されたSBSのバラエティ『何でもしてくれるジニ-秘書陣』でも映し出された。チ・チャンウクの一日秘書として現場を訪れたイ・ソジンは、ソン・イェジンに「はちみつ一つあげようか?はちみつ?きれいだから」と声をかけた。ソン・イェジンが笑って断ると、イ・ソジンは「きれいだから」と重ねた。一緒にいたキム・グァンギュは、ナナに携帯用の扇風機を向けていた。

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ソン・イェジン本人は、9月13日に放送されたJTBC『冷蔵庫をお願い』に単独ゲストとして出演している。妊娠と出産で3年ほど活動を休み、映画『しあわせな選択』(原題:어쩔 수가 없다)で復帰した。番組では『スキャンダル』の撮影と育児を並行したことについて「並大抵のことではなかった。仕事より大変なのが育児。現場に行くほうがよかった」と率直に話している。家の料理は自分の好みで作っていると明かし、ヒョンビンはソルロンタンに塩を入れないなど食の好みが違うとも語った。

一方のヒョンビンが主演する『メイド・イン・コリア』は、2025年12月24日にDisney+でシーズン1の全12話が配信された。演出は『インサイダーズ』『南山の部長たち』のウ・ミンホ監督。激動の1970年代を舞台に、富と権力への野望を抱くペク・ギテ(ヒョンビン)と、彼を止めるためにすべてを投げ打った検事チャン・ゴニョン(チョン・ウソン)が、時代を貫く大きな事件と向き合う物語だ。ヒョンビンはこの作品で、第62回百想芸術大賞のテレビ部門男性最優秀演技賞を受けた。

シーズン2は9月9日からDisney+で配信されている。出演はヒョンビン、チョン・ウソン、チョ・ヨジョン、チョン・ソンイル、ソ・ウンスら。物語はシーズン1から9年後の1979年に移る。中央情報部の次長にまで上り詰めたペク・ギテは、さらに大きな権力を目指して突き進む。ヒョンビンはこの役を「もっと高い地位と、もっと多くの富を望む人物です」と説明し、その独走を止めようと現れる勢力や人物との対立が見どころだと話した。

作中では、10・26事件によって権力の均衡が崩れる。そこへ生きて戻った検事チャン・ゴニョンと新たな勢力が加わり、激しい権力争いが始まる。チョン・ウソンは作品のテーマについて、国家主義のシステムの中、権力志向の構造的な生態系の中で、個人の選択がどれほどの価値を持ち、その時代にどれほど影響を与えられるのかを問う作品だと語った。YTNは、激動の現代史を生きる人物たちの欲望と生存競争を、ひとつの大きな物語として緻密に編み上げたシーズンだと評している。

ヒョンビンの仕事ぶりは後輩にも影響を与えている。映画『タチャ:ベルゼブブの歌』に主演したノ・ジェウォンは、9月15日付のアルファ経済の報道で、共演した先輩のピョン・ヨハンとヒョンビンが自己管理を徹底する姿に刺激を受け、皮膚科に通い、運動も始めたと明かした。

夫婦がそろって新作を出した今回、Netflixの『スキャンダル』は朝鮮時代の女性の欲望と三人の関係を、Disney+の『メイド・イン・コリア』シーズン2は1979年の韓国を舞台にした権力争いを描く。YTNが「愛と欲望に囚われた女性」と「権力を追う野心家」と表現したとおり、同じ「欲望」を扱いながら、時代も語り口もまったく異なる2作だ。どちらを先に見るか、見比べて楽しむか。連休を前に、視聴者の選択肢がそろった。

この記事に出てくる作品

  1. メイド・イン・コリアDisney+ ・ 2025-12
  2. スキャンダルNetflix ・ 2026-01

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