ILLIT、日本デジタルシングル「Swingin' Magic」を発表 韓国語版も同時公開
写真: ILLIT — theMEGASTUDY / CC BY 4.05人組ガールズグループのILLIT(アイリット)が9月21日、日本で新しいデジタルシングル「Swingin' Magic」をリリースした。同じ日に、この曲の韓国語バージョンも公開している。「Swingin' Magic」は、日本で10月4日に始まるテレビアニメ「Magic Sisters Lulu Toriri」シーズン2のオープニングテーマだ。シングルには日本語のオリジナル曲と韓国語版の両方が入っており、日本と韓国のどちらのファンも聴ける形になっている。韓国メディアのスポーツ京郷が同日夜に伝えた。作品名は同メディアの英語版記事の表記に合わせている。
ILLITがこのアニメの曲を歌うのは今回が初めてではない。シーズン1でも歌唱を担当しており、シーズン2でも続けてオープニングを任された。報道では、アニメの韓国での放送版にも、後日ILLITの歌声が使われる予定だとしている。日本での放送だけでなく、韓国の視聴者もILLITの歌が流れるオープニングで作品を見られることになる。スポーツ京郷はこうした起用が続いていることを挙げ、ILLITを「OST強者」と表現した。

曲のジャンルはニュージャックスウィングだ。このジャンルらしい弾むリズムと、磨き込まれたサウンドが軸になっている。そこにILLITの持ち味である明るさと厚みのあるハーモニーが重なる。歌で描かれるのは、夢と現実のあいだを軽やかに行き来する魔法のような瞬間だ。タイトルの「Swingin'」には、曲調のスウィングと、ふたつの世界を揺れ動く感覚の両方が込められている。ジャンル名に使われる言葉を題名に入れたことで、どんな曲なのかがタイトルから伝わりやすくなっている。
作詞と作曲には、世界的なヒットメーカーとして知られる岡嶋かな多が参加した。ILLITとは、日本2ndシングルのタイトル曲「I Got Your Back (Feat. JISOO, MOMOKA of HANA)」でも組んでいる。日本での作品づくりで一度手を組んだ作家と再び制作したことになり、両者の関係の深さがうかがえる。
日本でのILLITの活動は、オリジナル曲を軸に広がってきた。スポーツ京郷によると、ILLITの日本オリジナル曲には、日本の放送界や文化界から依頼が相次いでいるという。きっかけは昨年、映画のOSTとして作られた「Almond Chocolate」だ。この曲は日本の音楽チャートを席巻した。それ以降に発表した曲も、映画、ドラマ、バラエティ番組、アニメのテーマ曲や、大手ブランドのCMソングに次々と使われてきた。同メディアは、この流れが日本でのILLITの人気と影響力の広さを示していると伝えている。今回の「Swingin' Magic」も、そうしたタイアップの流れに加わる一曲だ。
日本の読者にとっては、日本語のオリジナル曲とアニメのオープニングという身近な形でILLITの新曲に触れる機会になる。一方で、韓国語版を同時に出したことで、韓国のファンも同じ曲を自分たちの言語で楽しめる。日本向けに作った曲を韓国のファンにも届けようとする姿勢が、今回のリリースの形から見て取れる。
ILLITは韓国でも大きな節目を控えている。10月26日には5枚目のミニアルバム「BREAK EVEN」を発売する。タイトルは経済用語の「損益分岐点」から取られた。与えた分だけ返ってこない関係にはもうこだわらない、という強い警告をメンバーが突きつける内容で、新しいつながりに向かう転機を描いているという。ILLITは4枚目のミニアルバムのタイトル曲「It's Me」で世界的な反響を呼んだ。その次の作品でどんな魅力を見せるのか、期待が高まっている。日本では9月の「Swingin' Magic」から10月4日のアニメ放送開始へ、韓国では10月26日のミニアルバム発売へと、両国で予定が続く。
ここ数日のILLITの動きも振り返っておきたい。ILLITはユナ、ミンジュ、モカ、ウォンヒ、イロハの5人組だ。9月19日には、釜山アシアド主競技場で開かれた「2026 THE FACT MUSIC AWARDS(2026 TMA)」で、本賞にあたる「今年のアーティスト」賞を受けた。受賞の場では、この賞を受け取れたのはファンダムGLLIT(グリット)のおかげだと語り、ファンに感謝を伝えた。
授賞式の当日、午後10時15分には、ミンジュがファンプラットフォームWeverseのILLIT公式コミュニティに「Tma!!💗💗」とだけ書いた短い投稿をした。投稿したのは「official」表示の付いた「박만두🤍」(パク・マンドゥ)名義のアカウントだった。翌20日の明け方までに、コメントは3000件、「いいね」は1万件を超えた。短いひと言にもファンがすぐに反応したことがわかる。
さらに9月21日には、ILLITがRESCENE、Hearts2Hearts(ハーツ・トゥ・ハーツ)とともに、韓国の音楽授賞式「MMA2026」に出演することも明らかになった。韓国メディアのスポーツワールドは、3組をいま勢いのある人気ガールズグループとして紹介している。受賞に続いて大型授賞式への出演も決まり、年末に向けて活動の場が広がっている。
自主制作コンテンツも更新が続いている。9月14日午後9時にはWeverseで「SUPER ILLIT」の第28話を公開した。テーマは「夏休み」で、タイトルは日本語にすると「誰が夏は終わったって?ILLITは夏休みに行ったのに」という意味だ。続く第29話は「저도 제가 무서워요 -초보운전-」(私も自分が怖いです -初心者運転-)という題で公開されている。
周囲からの注目も話題になった。9月15日にYouTubeチャンネル「TEO テオ」で公開されたトーク番組「サロンドリップ2」の第155回で、俳優のク・ギョファンが、ファッションショーの会場でウォンヒと言葉を交わしたときに「頭が真っ白になった」と明かした。ウォンヒはク・ギョファンのファンだという話題から出たエピソードだった。ク・ギョファン自身ももともとILLITの曲が好きで、「Magnetic」の頃から運動中に聴いていたと打ち明けている。この回には俳優のシン・スンホも出演し、進行役のチャン・ドヨンと3人で話が盛り上がった。
日本とのつながりでは、ILLITの曲の作詞に参加した日本のシンガーソングライター、ムラサキ・イマが、12月12日にソウルのYES24 Wonderlock Hallで韓国初のワンマン公演を開くことも決まっている。チケットは9月23日午後8時から、YES24チケットで予約を受け付ける。ILLITの楽曲を通じて日韓のクリエイターの交流が広がっている例の一つといえる。
TMAでの受賞、MMA2026への出演決定、日本でのアニメ主題歌の発表、そして10月26日のミニ5集「BREAK EVEN」と、9月から10月にかけてILLITの予定は日韓の両方で続く。日本のファンはまず10月4日から、アニメのオープニングで「Swingin' Magic」を聴けることになる。









