『ランニングマン』猛暑特集にイ・ジュヨンとチョン・ウンジが登場
写真: チョン・ウンジ — redpanda / CC BY 4.0SBSのバラエティ番組『ランニングマン』が8月16日に放送した「猛暑には削りバカンス」特集に、俳優のイ・ジュヨンと歌手のチョン・ウンジがゲストとして出演し、キム・ジウンやレギュラー出演者とともに一風変わった避暑レースに挑んだ。真夏の暑さをテーマにした企画で、二人はそれぞれ歌唱力と体当たりのリアクションを見せ、番組に彩りを添えた。
この日のレースで、まず注目を集めたのはチョン・ウンジのステージだった。チョン・ウンジは新曲「파도 (i love LOVE)(アイ・ラブ・ラブ)」をライブで披露し、優れた歌唱力を見せつけた。バラエティの収録現場で、事前収録ではなく生の歌声を届けたことになる。続く「暗闇の中のディーバ」ミッションでは、イ・ジュヨンとダンス対決を繰り広げ、両チームそれぞれの持ち味であるノリのよさを発揮した。歌える歌手が本業の実力をそのままバラエティの場に持ち込み、さらにダンスでも勝負するという流れは、韓国のバラエティでゲスト出演した歌手が見せる定番の見どころのひとつだが、この日はダンス対決という形で二人の対比が際立った。
イ・ジュヨンはミッションの進行中、センターの位置を取ろうとする努力を見せたほか、予想外にぎこちないダンスの動きや突拍子もない行動で現場に笑いを提供した。俳優として作品で見せる姿とは異なる一面が出たかたちで、番組を通じて「ホダン(うっかり者)」的な魅力が印象づけられた。ミッションの合間には恋愛に関する質問に率直な答えを返して雰囲気を盛り上げ、ヤン・セチャンとのやり取りでも機転の利いた姿を見せた。
一方のチョン・ウンジは、釜山方言(プサンサトゥリ)クイズで出題側として活躍した。多様な解釈を巧みにこなし、方言に挑戦したハハに対しては「海雲台(ヘウンデ)広報大使の連絡をお待ちしております」と切り返して笑いを重ねた。釜山出身の話者にとって方言は自らのアイデンティティに直結するもので、出題者としての立ち位置と、挑戦者へのツッコミという役回りの両方をこなした場面だった。海雲台は釜山を代表する海水浴場として日本の読者にもなじみがある地名で、その広報大使を持ち出す言い回しは、ハハの方言が板についていたことを冗談交じりに褒めるやり取りとして機能した。
この日のレースは一か所にとどまらず、洞窟、アイスカフェ、恐怖体験など多様な場所を巡りながら進行した。いずれも夏の暑さをしのぐという特集の趣旨に沿った場所で、涼を求める道中そのものがゲームの舞台となった。二人はそこに加えて、費用の負担を減らすための「義理ゲーム」にも参加し、番組に活気を添えた。避暑地を回りながら、そこでかかる費用を出演者同士のゲームで振り分けていくという構成は、レースと日常的な感覚を結びつける仕掛けとして働いた。
恐怖体験の場面では反転が生まれた。イ・ジュヨンは怖いものはないという自信を口にしていたが、いざ体験が始まると予想外の涙を見せ、その場に座り込んでしまう姿を見せた。宣言と実際の反応のギャップがそのまま笑いにつながり、この日の出演のなかでも印象的な場面のひとつとなった。番組は結果として、チョン・ウンジが複数のミッションで能力を発揮して万能エンターテイナーとしての面貌を示し、イ・ジュヨンは率直な話術と予測不可能なホダンの魅力で存在感を高める展開となった。歌、ダンス、クイズ、恐怖体験と種類の異なるミッションが並んだことで、二人の異なる持ち味がそれぞれ違う場面で立ち上がった格好だ。
ゲスト二人の近況もあらためて注目される。チョン・ウンジは5枚目のミニアルバム『썸머, 아이(サマー、アイ/Summer, I)』を発売した後、活発な活動を続けている。この日番組で披露した「파도 (i love LOVE)」も、そうした音楽活動の延長線上にある一曲だ。夏を主題に据えたアルバムを出したタイミングで、猛暑をテーマにした特集に出演するという流れになった。
イ・ジュヨンは俳優としての活動を続けており、Netflixシリーズ『レディ・ドゥア』でジェンマ役を演じ、映画『キム〜チ!』では主人公のミンギョン役を務めている。配信作品と劇場映画の双方で主要な役を担っており、バラエティ出演はその合間に本人の素の表情を見せる機会となった。作品で見せる演技とは別の、飾らない反応や物怖じしない発言が視聴者に届いた形だ。
『ランニングマン』はSBSのバラエティ番組で、日本でも長年にわたり韓国バラエティの代表格として知られてきた。毎回テーマを設けたレース形式で進行し、ゲストがレギュラー陣に交じってミッションに挑む構成が定着している。今回の「猛暑には削りバカンス」特集も、夏という季節性を前面に出しながら、洞窟やアイスカフェといった涼を得られる場所を巡るという形でその枠組みを踏襲した。歌手と俳優という異なる分野のゲストを同時に迎え、それぞれの本業の実力と素顔の両方を引き出す構成は、この番組が長く続けてきた見せ方と重なる。
今回の放送は8月16日にオンエアされた。歌唱ステージ、ダンス対決、方言クイズ、恐怖体験と、性格の異なるコーナーが一本のレースのなかに収められ、ゲスト二人はそのいずれでも異なる役割を担った。チョン・ウンジは歌唱とクイズ出題で番組を引っ張り、イ・ジュヨンは率直さと予想外の反応で場を和ませた。音楽活動を続けるチョン・ウンジ、配信シリーズと映画で演技を続けるイ・ジュヨンという二人の今後の活動にも、この出演をきっかけとして関心が向かうことになりそうだ。










