BTSジョングク、米フェス出演を終え仁川に帰国
写真: JUNG KOOK — BTS Jungkook / Public domainBTS(防弾少年団)のジョングクが、米国での日程を終えて9月21日午前、仁川国際空港から韓国に帰国した。その姿はスターニュースのイム・ソンギュン記者によって撮影され、同日午前4時59分に映像ニュースとして配信された。記事の見出しには「メリーチュソク、黄金マンネ!」という一文が添えられている。チュソク(秋夕)は韓国の秋の名節で、日本のお盆にあたる大型連休。帰国のタイミングがちょうどその時期に重なったことから、空港で記者団に向けてジョングクが伝えたあいさつが、そのまま見出しに使われた形だ。「黄金マンネ(黄金末っ子)」は、グループ内の最年少メンバーであり、歌もダンスもスポーツもこなすジョングクに長く使われてきた愛称である。
今回の帰国は、米国で開かれた「iHeartRadio Music Festival(アイハートラジオ・ミュージック・フェスティバル)」への出演を終えてのものだ。スターニュースは、ジョングクが米国での日程を終えて仁川国際空港を通じて入国したと伝えている。同社は関連記事として「防弾少年団ジョングク、米『アイハートラジオ・フェスティバル』を彩った『ボーカルキング』」という見出しの記事も掲載しており、現地でのステージが韓国国内でも大きく取り上げられたことがうかがえる。


ジョングク自身も帰国に際して、「アメリカのiHeartRadioフェスティバルを無事に終えて帰ってきました」とコメントしている。海外での日程を自らの言葉で報告した形で、空港での短いやり取りながら、ファンにとっては近況を直接知ることのできる貴重な場面となった。韓国では、アーティストの出国や帰国の際に空港で多数の報道カメラが待ち構え、その様子が「空港ファッション」や「空港フォト」として写真・映像ニュースになるのが日常的な光景だ。今回の記事も本文はごく短く、写真と映像が中心という構成で、こうした韓国メディア特有の速報スタイルに沿ったものである。
今回のフェスティバル出演までの経緯を時系列で振り返ると、BTSは9月17日午後、仁川国際空港から米国へ向けて出国した。現地時間9月18日に米ラスベガスで開かれる「2026 iHeartRadio Music Festival」にヘッドライナーとして出演するための渡米だった。出国場へ向かうジョングクをはじめとするメンバーの姿は、韓国のOSENでチェ・ギュハン記者が撮影し、写真ニュースとして配信された。この写真ニュースを掲載した朝鮮ビズの記事は同日午後9時4分に掲載され、2分後の午後9時6分に更新されている。見出しは「パスポートちゃんと持って」という一言で、空港からの出発にちなんだ軽やかなものだった。
同じ9月17日の夜遅くには、韓国の電子新聞も出国の様子を写真ニュース「ETフォト」として配信している。配信時刻は同日午後9時30分で、撮影はイ・スンフン記者。こちらの見出しはメンバーのVに焦点を当て、「耳の下にレタリング」とした。記事の文章はBTSが出国したことと、その目的がフェスティバルへの参加であることを伝える一文だけで、空港に姿を見せたVの耳の下にのぞくレタリングを取り上げるという、写真ならではの着眼点が見出しになっていた。同じ出来事でも媒体によって切り取る対象が異なるのは、複数社のカメラマンが同じ現場に集まる韓国の空港取材ならではといえる。
こうして17日に出国し、現地時間18日のステージを務め、21日午前に帰国するという日程を、ジョングクは韓国の名節であるチュソク連休に重なる形でこなしたことになる。空港で発した「メリーチュソク」というあいさつも、そうした状況を踏まえたものだ。
グループとしての活動面では、BTSの5枚目のフルアルバム『ARIRANG(アリラン)』が、米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で29位に入り、25週連続のチャートインを果たしている。現地時間9月15日に発表された最新チャートの結果で、韓国のJTBCが9月16日午後9時17分、パク・ジョンソン記者の署名で報じた。ビルボード200は、米国でその週に最も多く消費されたアルバムを順位づけるチャートで、ビルボードのチャートの中でも中心的な存在とされる。25週はおよそ半年にあたり、その間ずっと200位以内に残り続けたことは、発売直後の勢いだけでなく、長く聴かれ続けていることを示している。米国のフェスティバルにヘッドライナーとして招かれた背景には、こうした現地での継続的な支持がある。
ジョングクは米国へ発つ前、韓国国内でも動きを見せていた。9月11日には自身のソーシャルメディアアカウントで、ガールズグループ・リセンヌのステージを収めた映像を公開している。韓国のマイデイリーが9月13日午前1時40分、キム・ハヨン記者の署名で報じたもので、投稿には説明らしい文章は一切添えられていなかった。映像に映っていたのは、9月10日にソウル・城東区のアンダーソンシーで開かれた「スポティファイ・ハウス・ソウル」初日のライブステージで、リセンヌが代表曲『Love Attack』を披露する場面である。同記事によると、ジョングクはこの日、客席から自ら公演を見守っていたとされ、観覧したのはリセンヌだけではなかったという。後輩たちの舞台を一観客として楽しむ姿が伝えられ、話題を集めた。
メンバー個々の活動も続いている。Vは英国のファッション誌『DAZED(デイズド)』本誌2026年秋号のカバーを飾り、カバーとグラビアが9月10日に公開された。SBS芸能ニュースが同日午後9時14分、カン・ギョンユン記者の署名で伝えたもので、撮影に使われた衣装や小物はフランスのラグジュアリーブランド、セリーヌ(CELINE)のもの。Vは同ブランドのグローバルアンバサダーを務めており、その立場を背景に組まれた企画だった。撮影を担当したのは写真家のエリカ・カマノで、少年らしさを感じさせる顔立ちに抑制の効いた雰囲気を重ねたビジュアルが公開された。またジンについては、スターニュースが「グローバルファンダムパワー! 防弾少年団ジン、マイワンピック週間ランキングK-POP個人部門133週連続1位」と報じており、長期にわたる人気の持続が数字で示されている。
日本の読者にとっては、韓国の空港で配信されるこうした短い写真・映像ニュースが、アーティストの動向を追ううえで重要な情報源になっている。スターニュースの今回の記事に添えられた映像も、帰国したジョングクの表情やあいさつをそのまま伝えるもので、文章では拾いきれない現場の空気を届ける役割を果たしている。米国でのフェスティバル出演、ビルボード200での25週連続チャートインと続く流れを踏まえれば、チュソク連休に合わせた今回の帰国は、海外日程を一区切りつけた節目の帰還といえる。










