ハンレポ 韓国芸能ニュース速報
芸能人v.daum.net

チャン・ギュリ、『フォーハンズ』で二人の男性主人公の間に立つ役どころ

スポンサーリンク

俳優のチャン・ギュリが、tvNの土日ドラマ『フォーハンズ』でヴィオラ奏者ホン・ジェイン役を演じ、緊張感の強い物語のなかで場の空気を入れ替える存在として評価を集めている。韓国メディア・一刊スポーツは2026年9月21日、同作におけるチャン・ギュリの演技と役割を取り上げた記事を掲載した。記事はチャン・ギュリの立ち位置を、煙が立ちこめた焼肉店で換気扇のスイッチを入れたような役割だと表現している。どれほど肉がおいしくても空気が濁っていれば客は目が痛くなり、咳き込んでしまう。だからこそ適度な換気はいつでも必要であり、『フォーハンズ』もまた同じだという見立てだ。

『フォーハンズ』は、音楽の天才だけが集まる芸術高校で出会った若者たちの友情と愛、競争と成長を描くドラマである。tvNで2026年8月29日に放送が始まった。9月13日の放送では視聴率7.3%(ニールセンコリア全国有料世帯)を記録して自己最高を更新し、ファンデックスのTV-OTT部門でも継続して1位に名前を連ねるなど、話題作としての地位を固めている。韓国では土日夜のドラマ枠が最も注目を集める時間帯のひとつで、tvNはその枠から数多くのヒット作を送り出してきた。『フォーハンズ』もその流れのなかで受け止められている作品だ。

チャン・ギュリ写真: チャン・ギュリ — NINE STARS / CC BY 3.0

チャン・ギュリが演じるホン・ジェインは、生まれ持った「耳」の感覚を備えた人物として描かれる。その感覚のおかげで、天才ピアニストのチェ・ジョンヨ(イ・ジュニョン)の才能をいち早く見抜く。さらに特有の「陽だまり」のような性格によって、神経質なピアニストのカン・ビオ(ソン・ガン)までも晴れやかに笑わせてしまう。魅力的なキャラクターではあるものの、『フォーハンズ』におけるチャン・ギュリの比重は決して大きくはない。正確に言えば、作品にドーパミンが弾けるような強い素材が数多く盛り込まれているため、最初のうちは視聴者の目に入りにくい可能性もある、というのが記事の指摘である。

『フォーハンズ』が扱う要素を並べてみると、その密度が見えてくる。17歳のときから続くビオとジョンヨの友情と嫉妬、そして競争。彼らを取り巻く大人たちの欲。ビオの実力を認めようとしない祖父カン・スンウン(チョン・ジニョン)と、どこか薄気味悪さを漂わせるその新しい妻ユン・ソンジュ(ソ・ジェヒ)。さらに息子を自分のトロフィーのように扱うビオの過干渉な母カン・ジヘ(ユン・セア)まで。並べただけで頭が痛くなるほどの要素が詰め込まれており、視聴者の間では冗談交じりに『フォーハンズ』を「チョンビョン(精神病の略語)ドラマ」と呼ぶ声まで出ているという。

これほど濃密に絡み合った物語のなかで、チャン・ギュリの存在はやや埋もれてしまうことがあるかもしれない。しかし、必要不可欠な存在であることは確かだ、と記事は続ける。裕福な家庭のひとり娘らしい弾むような表情と声のトーン、そして何より17歳のころからビオに片思いを続けながらも、劣等感というものがまったく見当たらない性格。そのおかげで、報われない一方通行の恋であっても、見ている側にとって重苦しいばかりのものにはならない。視聴者の間でも「チャン・ギュリは見れば見るほどかわいい」「ぱさぱさしてとげとげしい二人の男性主人公の間に咲いた陽だまりの子犬」といった反応が出ているほどだという。

チャン・ギュリは、ジェインの愛らしい魅力を強調するために、まず声のトーンを高くした。普段はファンの間でやや太くざらついた話し方と気取らない性格から「ギュリ兄さん」と呼ばれているが、『フォーハンズ』では紛れもない「ギュリお姉さん」になっている。これまでの出演作では低い声のせいで一部のせりふの発音がつぶれ、聞き取りづらく感じられる部分があったが、今回は一段と高くなった声のトーンがむしろせりふの伝達力を生かしているという評価も出ている。

スポンサーリンク

劇中で成人になって以降は、ジェインの声のトーンを以前より低めに設定した。しかし明るい性格はそのままだ。ビオのマネージャーとなり、いわゆる「덕업일치(好きなことを仕事にすること)」をきちんと成し遂げたジェインの姿も、特有の愛らしさで描き出している。子どもっぽさが抜けきって、どんな衣装を着ても一段と優雅な雰囲気を醸し出すチャン・ギュリのビジュアルを眺める楽しみも大きい、と記事は結んでいる。

チャン・ギュリにとって、『フォーハンズ』は近年の出演作のなかでも注目度の高い一本となる。直近では、MBC TVの金土ドラマ『その電話が鳴るとき』(原題:지금 거신 전화는)に出演していた。同作は大統領演説秘書官のペク・サオンと、その妻となるホン・ヒジュを軸に、言葉を扱う仕事に就く男と彼女のあいだで、ある一本の電話が関係を動かしていく物語である。ユ・ヨンソクとチェ・スビンが夫婦を演じ、ホ・ナムジュン、チャン・ギュリらが物語に関わった。2024年11月22日から2025年1月4日まで全12話が放送され、演出はパク・サンウとウィ・ドゥッキュ、脚本はキム・ジウンが担当した。韓国での放送と並行してNetflixでも配信され、日本の視聴者も追いかけやすい一作となっていた。地上波のMBCで放送されたこの作品から、ケーブルチャンネルであるtvNの土日枠へと活躍の場を移した形になる。

日本の読者にとって、tvNは『愛の不時着』をはじめとする話題作を生んできたケーブル局として知られる。なかでも土日ドラマ枠は看板枠にあたり、そこで自己最高の7.3%という数字を記録し、TV-OTT部門で1位を維持しているという事実は、『フォーハンズ』が現地でしっかりと支持を得ていることを示している。音楽の天才が集まる芸術高校という舞台設定、ピアニスト二人の友情と嫉妬という軸、そこに大人たちの思惑が絡むという構造は、青春群像劇でありながら重い人間ドラマでもあるという二面性を持つ。視聴者が「チョンビョンドラマ」と呼ぶのも、その息苦しさの裏返しと言える。

そのなかでチャン・ギュリ演じるホン・ジェインが果たしているのは、まさに「換気」の役目だ。ジョンヨの才能を見抜く耳を持ち、ビオを笑わせ、17歳から続く片思いを引きずりながらも卑屈にならない。物語の中心にいるわけではないが、いなければ空気が持たない。声のトーンという具体的な調整によってその役割を成立させ、高校時代と成人後で使い分けたという点も、演技上の工夫として記事で取り上げられている。放送が進むなかで、ビオのマネージャーとなったジェインが今後どう物語に関わっていくのかが、引き続きの見どころとなりそうだ。

この記事に出てくる作品

  1. その電話が鳴るときMBC TV ・ 2024-11
  2. フォーハンズtvN ・ 2026-08

関連記事

JUNG KOOK写真: JUNG KOOK — BTS Jungkook / Public domain
BTSジョングク、米フェス出演を終え仁川に帰国

BTS(防弾少年団)のジョングクが、米国での日程を終えて9月21日午前、仁川国際空港から韓国に帰国した。その姿はスターニュースのイム・ソンギュン記者によって撮影され、同日午前4時5…

芸能人v.daum.net
THE BOYZ写真: THE BOYZ — 뉴스인스타 / CC BY 3.0
THE BOYZエリック、22日のキウム戦で3度目の始球式へ

ボーイズグループTHE BOYZ(ザ・ボーイズ)のエリックが、9月22日に行われるプロ野球キウム・ヒーローズの本拠地開催試合で始球式のマウンドに立つ。キウム・ヒーローズが発表したも…

芸能人mt.co.kr