写真: ヤン・セジョン — B.BELL / CC BY 4.0パイン ならず者たち
| 原題 | 파인: 촌뜨기들 |
|---|---|
| 放送局 | Disney+ |
| 放送期間 | 2025-07-16 〜 2025-08-13 |
| 話数 | 全11話 |
| 出演 | イム・スジョン, キム・ソンオ, ユンホ, リュ・スンリョン, キム・ウィソン, ヤン・セジョン, キム・ジョンス, イ・ドンフィ, ホン・ギジュン, キム・ミン |
この作品について
1970年代の全羅南道・新安沖に眠るとされる海底遺物をめぐり、それぞれの思惑を抱えた者たちが集まってくる。骨董の世界に通じたオ・グァンソク(リュ・スンリョン)と甥のオ・ヒドン(ヤン・セジョン)を軸に、事業家の妻ヤン・ジョンスク(イム・スジョン)、駐在の警官、地元のならず者たちが、引き揚げをめぐって絡み合っていく犯罪ドラマです。
ディズニープラスで2025年7月16日から配信された全11話。キム・ソンオ、キム・ウィソン、キム・ジョンス、イ・ドンフィ、ユンホら幅広い顔ぶれが集まり、光州市などでの撮影で当時の港町の空気を作り上げています。イム・スジョンは第62回百想芸術大賞テレビ部門女性助演賞を受賞しました。
1970年代の韓国・全羅南道の海の底に、途方もない財宝が眠っている――この一点から動き出す時代犯罪劇が「パイン ならず者たち」(原題「파인: 촌뜨기들」)です。物語の発端は1323年にさかのぼります。金貨8,000枚と2万点にのぼる中国製の高価な陶磁器を積んだ船が黄海に沈み、長い年月のあいだに陶磁器の一部は引き揚げられたものの、金貨だけは誰の手にも渡らないままでした。時代が下って1970年代、けちな悪事で食いつないできたオ・グァンソクと甥のオ・ヒドンは刑務所の中で骨董商のソン・ギテクと知り合い、塀の内側で密輸まがいの商売に手を染めます。1977年に出所した二人にギテクが持ちかけたのが、新安(シナン)沖に残る陶磁器の引き揚げでした。破格の報酬という言葉に乗った叔父と甥ですが、そこにはギテクの計算が隠れており、贋作を本物に混ぜて興白産業の会長チョン・ファンシクを欺こうという企みまで進んでいました。会長は大学の建設を進めながら、骨董を使って資金の出どころをごまかそうとしている人物です。グァンソクが報酬の上積みを迫り、会長の妻ヤン・ジョンスクが自らの側近を現場に送り込み、木浦を拠点に船と潜水夫が集められ、さらに釜山から来た詐欺師までが加わって、海底の宝をめぐる力関係が絶えず入れ替わっていきます。
中心にいるオ・グァンソクを演じるのはリュ・スンリョン。甥のオ・ヒドン役はヤン・セジョンで、二人は劇中で叔父と甥の組み合わせとして物語を引っ張ります。それぞれの若き日の姿はリュ・ジフンとコ・ギョンミンが担当しています。金の匂いを嗅ぎ分ける勘の持ち主であるチョン会長の妻ヤン・ジョンスクにイム・スジョン。彼女はこの役で第62回百想芸術大賞テレビ部門女性助演賞を受賞しました。骨董の鑑定家で東洋美術という骨董店を仕切るソン・ギテクにはキム・ジョンス、釜山を根城にする狡猾な骨董詐欺師キム教授にはキム・ウィソンが回っています。チョン会長の運転手イム・ジョンチョルをキム・ソンオ、木浦警察署の刑事シム・ホンギをイ・ドンフィ、木浦を仕切るチンピラのチャン・ボルグを東方神起のユンホ(チョン・ユンホ)が演じ、船長ファン・テサンにホン・ギジュン、チョン・ファンシク会長にチャン・グァン、陶磁器の目利きハ・ヨンスにウ・ヒョン、ソンの助手ナ・デシクにイ・サンジン、潜水夫コ・ソクベにイム・ヒョンジュン、ラッキー喫茶の従業員パク・ソンジャにキム・ミンと、脇まで顔ぶれが厚い群像劇です。ソ・ギョンソク、パク・サンミョン、キム・ミンジェ、ヨンタクらが特別出演として名を連ねています。
脚本と演出はいずれもカン・ユンソンが手がけました。企画の出発点はユン・テホの漫画で、2023年7月の時点ではチ・チャンウクとリュ・スンリョンが叔父と甥の役で出演を検討していると報じられていました。撮影は光州市などで行われ、1970年代の港町の空気が画面に作られています。
配信はディズニープラス(Disney+)。2025年7月16日に始まり、8月13日に完結しました。全11話です。地上波やケーブルの週末ドラマのように毎週2話ずつという形ではなく、配信プラットフォームのオリジナル作品として公開された点は、日本の視聴者にとっても入りやすいところでしょう。海底遺物の引き揚げという題材、贋作と本物、殺しにまで転がっていく利害の衝突が絡むため、軽い娯楽作というより腹の探り合いを楽しむ犯罪劇として構えて観るのが向いています。
キャストの近作をたどると、この作品の周辺の広さが見えてきます。ヤン・セジョンは2026年7月18日開始のtvN「恋は命がけ」でソウル地検の検事マ・ガンウクを演じ、同作は8月23日の第12話で完結、最終回で全国視聴率7.9%と自己最高を記録しました。リュ・スンリョンは2025年10月25日開始のJTBC「ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語」に出演。キム・ウィソンは2025年1月24日配信開始のNetflix「トラウマコード」、8月2日開始のJTBC「エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち」、12月26日配信のNetflix「CASHERO 〜ヒーローは現金を持つ〜」と立て続けに顔を出しています。キム・ミンは2024年12月4日配信のディズニープラス「照明店の客人たち」、2025年4月3日のTVING「私が死ぬ一週間前」、8月5日開始のtvN「初、恋のために」、2026年3月6日開始のJTBC「愛の光」など、配信・地上波を横断して出演を重ねています。








