ピョン・ヨハンとチ・チャンウク、新作の露出シーン撮影を語る
写真: チ・チャンウク — TV10 / CC BY 3.0俳優のピョン・ヨハンとチ・チャンウクが、それぞれの新作で挑んだベッドシーンや露出シーンの撮影について語った。韓国のファッション誌「ELLE KOREA」が9月29日、同じ時期に新作が公開された男性俳優3人の作品にまつわる発言をまとめて伝えたもので、2人のほかにチョ・インソンも取り上げている。3人とも、役の内面を体で見せる大胆な演技に取り組んだという点で共通している。
ピョン・ヨハンが出演したのは映画『タチャ4:ベルゼブブの歌』(原題)だ。演じるチャン・テヨンは、本能的にお金を引き寄せる生まれながらの「勝負師」。成功の頂点ですべてを失い、再び賭博の世界に飛び込むという大きな転落と再起を経験する人物で、ピョン・ヨハンはこの作品でイメージを大きく変えることに挑んだ。劇中には思い切ったベッドシーンや露出シーンもある。

役作りのために、ピョン・ヨハンは10キロ以上減量した。インタビューでは「体の変化によってチャン・テヨンの姿を見せたかった」と説明している。裕福に暮らしていた頃の体と、すべてを失ってから鍛え直された強い体。その差をはっきり見せることで、観客を物語に引き込む効果を生んだ。
ただし、代償もあった。短期間で無理なダイエットを続けたため、低血糖ショックを起こして救急外来に運ばれたこともあったという。減量に肥満治療の補助薬は使っていない。体質のため、手術を受けたときも抗生物質なしで耐えたというエピソードを明かしたうえで、「マンジャロよりは、苦痛と労働のほうがいいみたいです」と冗談も飛ばした。
ベッドシーンの相手役は三吉彩花が務めた。ピョン・ヨハンによると、撮影前に三吉彩花と何度も話し合い、撮影中も相手のコンディションをこまめに確かめていたという。2人が演じるのは、味方なのか敵なのかはっきりしない関係だ。その曖昧さを画面で表現するため、互いに積極的に意見を出し合ったと振り返っている。
また、妻のティファニー・ヤングはこうした場面をどう受け止めているのかと聞かれると、「仕事の過程をとても客観的に見られる人なので、まったく問題ありません」と答えた。俳優として作品に向き合う姿勢に、家族も理解を示していることがうかがえる答えだ。
一方、チ・チャンウクはNetflixシリーズ『スキャンダル』での演技が注目を集めている。2003年の映画『スキャンダル』(原題:스캔들-조선남녀상열지사)をリメイクした作品で、ソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナが共演するロマンスドラマだ。英題は『The Scandal』。チ・チャンウクは朝鮮一の恋愛上手とされるチョ・ウォンを演じている。
劇中では、ナナが演じるヒヨンとの濃密なベッドシーンに加え、全身の後ろ姿を見せる露出シーンにも挑んだ。この場面が話題になると、チ・チャンウクは「負担はありました」と率直に認めた。そのうえで「作品について監督と交わした話から勇気をもらえました」と、撮影に踏み切れた理由を説明している。
興味深いのは、この場面のために特別な体づくりはしていないという点だ。露出したときの見た目よりも、その場面が物語の中でどんな意味を持ち、どこへ向かうのかをより深く考えたという。相手役のナナとは撮影前に十分に信頼関係を築き、リラックスした雰囲気の中でカメラの前に立ったと明かしている。
10キロ以上の減量で役の変化を体に刻んだピョン・ヨハンに対し、体づくりよりも場面の意味を優先したチ・チャンウク。アプローチは対照的だが、2人とも共演者との対話を何より大事にしていた点は共通している。
チ・チャンウクは、ここ最近バラエティ番組にも相次いで登場している。9月17日には、Netflixコリアの公式YouTubeチャンネルで公開されたウェブバラエティ『홍보하러 온 건 맞는데』(日本語にすると「宣伝しに来たのは確かだけど」)に、ソン・イェジン、ナナと3人そろって出演した。学生時代に友人たちと学校の前の理髪店で頭を丸めた思い出を語り、「僕らの頃は2000ウォンだった」と当時の散髪代を明かしている。
翌18日には、SBSのバラエティ番組『何でもしてくれるジニ-秘書陣』(原題:무엇이든 해줄지니-비서진)に2度目の出演を果たした。同じスターが番組に再び出演したのは初めてだった。放送では、自他ともに認める「キスシーン職人」として、イ・ソジン、キム・グァンギュとキスシーン撮影の実情について本音で語り合った。同じ放送では、今年公開された出演作が映画『군체』(原題)、Netflixシリーズ『スキャンダル』、Disney+『メリー・ベリー・ラブ』の3本にのぼることにも触れた。撮影続きで人と会う時間がまったく取れないと明かし、「誰も僕に電話をしてこない」とこぼしつつも、「もっとたくさんやりたい」と仕事への意欲を見せた。
近年のチ・チャンウクは、配信作品で主演を重ねている。2024年11月6日から27日まで、Disney+で全8話が配信された『江南Bサイド』では、江南のクラブから姿を消した女性の行方を追う犯罪ドラマに、ハ・ユンギョン、チョ・ウジン、BIBIと出演した。2025年11月5日からDisney+で配信された全12話の『捏造された都市』は、映画『操作された都市』をドラマ化した犯罪スリラーだ。無実の罪で服役することになった青年パク・テジュンを演じ、ディオ(ド・ギョンス)らと共演した。犯罪ジャンルが続いた後にロマンスの『スキャンダル』を選んだことで、演技の幅をさらに広げた格好だ。
ELLE KOREAが3人目に取り上げたチョ・インソンは、イ・チャンドン監督の映画『可能な愛』(原題:가능한 사랑)に出演している。『バーニング』以来8年ぶりとなる監督の新作で、9月23日に韓国で劇場公開された。11月6日からはNetflixでも観られる。同作では、イ・チャンドン監督がベネチア国際映画祭で24年ぶりに銀獅子賞を受賞したことも伝えられている。
チョ・インソンが演じたのはサンウ。解雇された労働者の夫婦を追うドキュメンタリー監督イェジ(チョ・ヨジョン)の夫だ。最近の記者懇談会で、チョ・インソンはサンウについて「欠けたところが表に出ない人物なので、かえって外に見える温かさの裏にある本心がつかみにくい」と分析した。さらに「監督とキャラクターをつくる際は、これまでの資本家像から一歩進んで、今の“持てる者”が私たちとどれほど密接につながっているかを新たに描こうとした」とも語っている。劇中では露出を伴う場面もあり、キャラクターの二面性をよりリアルに見せた。この場面は、作品の主要なテーマのひとつである欲望のむき出しの姿を示す重要なシーンとして評価されている。
日本の読者にとっては、『スキャンダル』と、11月6日から配信される『可能な愛』はNetflixで観ることができる。3人の俳優が語った撮影の裏側を知ってから作品を観れば、それぞれの場面に込められた意図がより伝わってくるだろう。









