写真: 福士蒼汰 — nakashi / CC BY-SA 2.0恋の通訳、できますか?
| 原題 | 이 사랑 통역 되나요? |
|---|---|
| 放送局 | Netflix |
| 配信 | Netflix |
| 放送期間 | 2026-01-16 〜 2026-01-16 |
| 話数 | 全12話 |
| 出演 | 福士蒼汰, キム・ソンホ, コ・ユンジョン, チェ・ウソン |
この作品について
言葉の壁をめぐるラブコメディ。俳優として活動するチャ・ムヒと、彼女に関わることになる通訳のチュ・ホジン、そして日本から訪れた俳優クロサワ・ヒロ。異なる言語で生きてきた人々が仕事を通じて向き合い、伝わることと伝わらないことの間で関係を重ねていく。
Netflixで2026年1月16日に公開された全12話の韓国ドラマ。キム・ソンホとコ・ユンジョンが主演し、日本から福士蒼汰が参加した。脚本はホン・ジョンウン、ホン・ミランのホン姉妹、演出は『紅い単心』などのユ・ヨンウン。公開後は公式チャンネルでビハインド映像などの特典コンテンツも配信された。
『恋の通訳、できますか?』(原題『이 사랑 통역 되나요?』)は、言葉を仕事にする通訳と、世界的な人気を得た俳優の関係を描くロマンティックコメディだ。主人公のチュ・ホジンは8か国語を操る通訳者で、韓国語・中国語・英語・日本語・フランス語・イタリア語を自在に使い分け、スペイン語とドイツ語もある程度こなす。もとは文章を書く仕事に就いていた人物で、公私を問わず正確さを重んじ、論理に沿って生きている。ただし語学に長けている一方で、人の心を読み取ることは得意ではない。彼が日本の東京で出会うのが、まだ無名だった頃のチャ・ムヒである。ムヒはその後、ゾンビ映画『Quiet Woman』でドラミ役を演じて一夜にして世界的なスターとなり、「ホラークイーン」の異名を得る。二人はソウルで行われた海外向けのインタビューで再会し、ホジンが彼女の通訳を担当することになる。
物語が大きく動くのは、ホジンが『Romantic Trip』というグローバルな恋愛リアリティ番組の通訳を引き受けてからだ。この番組はカナダとイタリアでロケが行われ、ムヒと日本の俳優クロサワ・ヒロが出演する。要点を単刀直入に伝えるホジンと、遠回しな物言いをするムヒは、性格も伝え方も正反対で、すれ違いが積み重なっていく。ホジンは次第にムヒに惹かれていくが、仕事上の冷静さを保つことに苦労し、やがて彼女が抱える複雑な感情と秘密に向き合うことになる。「人はそれぞれ自分の言語を持っている」という主題が、作品の軸に据えられている。
ホジンを演じるのはキム・ソンホ、ムヒを演じるのはコ・ユンジョンで、幼少期のムヒはアン・テリンが演じる。日本から参加した福士蒼汰は、「ロマンスの王子」と呼ばれる日本の人気俳優クロサワ・ヒロ役。チェ・ウソンは、射撃選手からアン・エンターテインメントのマネージャーに転じ、ムヒの新人時代から彼女を担当してきたキム・ヨンウを演じる。イ・イダムは『Romantic Trip』の演出を手がける有能なリアリティ番組ディレクター、シン・ジソン役で、物語の序盤ではホジンの兄ナ・ジンソクと婚約している。主演のコ・ユンジョンは、2025年4月12日にtvNで放送が始まった『いつかは賢いレジデント生活』、2026年4月18日にJTBCで放送が始まった『誰だって無価値な自分と闘っている』にも出演している。
脚本を書いたのは、ホン・ジョンウンとホン・ミランのホン姉妹。演出は『紅い単心』などのユ・ヨンウンが務めた。この企画には長い経緯がある。ホン姉妹は2019年にパク・ジュナ監督とともに開発を始め、同年12月5日の時点では『이 사람 통역이 되나요?』という仮題でtvN向けに準備が進められていた。その後『구원의 통역』と改題され中国での海外ロケも計画されたが、新型コロナウイルスの影響で企画は中止となる。ホン姉妹とパク監督はその後、別のtvNドラマ『還魂』で組むことになった。制作が再開したのは2023年で、Imaginus傘下のTrii Studio(ホン姉妹自身のレーベルStudio Sotも同じ親会社の傘下にある)のもと、新たにユ・ヨンウンを演出に迎えた。撮影監督はユ監督と『Bloody Hearts』で組んだキハ・チェ、美術はソ・ソンギョン、衣装はチョ・サンギョン、メイクはソン・ジョンヒ。視覚効果はStudio Hi、音楽はStudio MaumCが担当し、音楽プロデューサーはマ・ジュヒ、音楽監督はチェ・インヒが務めた。撮影は完全事前制作で、韓国、日本、カナダ、イタリアで行われている。最終的な題名は略称「이사통(イサトン)」でも呼ばれる。
視聴情報は明快だ。制作・配信はNetflixで、Imaginusおよび傘下のTrii Studio、Studio Sotが共同制作にあたった。全12話が2026年1月16日に世界同時配信されている。週ごとの分割ではなく一挙公開のため、放送枠を追いかける必要がない点は日本の読者にとって分かりやすいだろう。公開後は公式チャンネルでビハインド映像などの特典コンテンツも配信された。
配信後の反響も大きかった。Netflix Tudumの非英語部門グローバルチャートで2位に初登場したのち、2週連続で首位に立ち、60か国で視聴ランキングの1位を記録。最初の7週間で2億7100万時間以上の視聴時間と2060万の累計視聴数を積み上げた。2026年7月17日にNetflixが公表した上半期のエンゲージメントレポートでは、視聴数2860万、視聴時間3億7770万時間で全体19位、韓国コンテンツの中では2位に位置づけられている。作品に登場したブランドの売上や、日本・カナダ・イタリアのロケ地への観光にも波及した。批評面ではテンポを指摘する声もあったものの、演出、撮影、主演二人の演技と関係性が評価され、第62回百想芸術大賞の監督賞にノミネートされたほか、KISF Global OTT Awards、青龍シリーズアワード、ソウルドラマアワードでも複数の候補に挙がった。








